最近のネットワーク案件でよくある話

ここ数年で、オンプレだけじゃなくクラウド含めたネットワーク設計の相談が増えました。 ルーター設定して終わり、ではなく VPC や VPN を含めた構築を任されるケースが多いです。

SaaS 全盛になっても、結局裏でネットワークの設計が甘いと繋がらないので、 「昔ながらのネットワークスキル」と「クラウドの知識」が両方求められる場面が増えています。

どんなスキルが強みになる？

オンプレのルータ・スイッチ設計は基本として、 最近だと AWS VPC、Transit Gateway、Direct Connect、VPN 接続まわりを設計できる人が強いです。

Cisco のルータ設定を触れるのはもちろん、 FortiGate や Palo Alto などのセキュリティ機器もセットで任されることが増えました。

Terraform でネットワークをコード管理してるチームも増えているので、 IaC の知識があるとクラウド案件で重宝されます。

単価の相場感

オンプレ保守だけの案件だと月50〜70万円くらいが相場です。 ネットワーク設計や構築を含めてクラウド移行まで対応する場合は、 月80〜100万円以上になるケースも珍しくありません。

セキュリティ設計を含めた NW〜FW まとめて設計できる人は単価が落ちにくいです。

リモート案件の状況

ネットワーク案件は、物理作業が絡む場合だけは現地対応が必要になります。 ただ、設計や構築ドキュメント作成、設定設計はリモートOKの会社が増えてきました。

クラウドNWなら最初からフルリモートの案件も多いです。

案件選びで見ておきたいこと

「設定だけ」「現地だけ」だと経験が止まりがちなので、 設計やクラウドと絡めて担当できる案件を選んだ方が単価もスキルも伸びます。

• オンプレかクラウドか（混在してる場合がほとんど）
• 設計だけか、構築まで入るのか
• セキュリティ周りをどこまで任されるか
• 設定変更などの物理作業が発生するか

単価を上げたいなら

オンプレで終わらず、AWS や GCP の VPC 設計に踏み込むこと。 FW や VPN 設計まで横に広げて、IaC で管理できると声がかかりやすいです。

NW の知識とセキュリティの知識をセットで持っている人は、 案件を選ぶ自由度が一気に増えます。

最後にひとこと

ネットワークは地味に見えますが、サービスが止まらないのは裏で守っている人がいるからです。 ルータの設定だけで終わらず、設計やクラウド、セキュリティまで広げていけると、 役割も単価も着実に伸びていきます。

次のステップを考えるタイミングなら、今こそキャリアを見直してみるのもいいかもしれません。