C++のフリーランスIT案件一覧

C++ってどんな言語？

C++は1980年代から使われている歴史ある言語です。
古いって思われがちなんですが、「速さが正義」な現場では今もバリバリ使われてます。

• 組み込みソフトウェア
• ゲームエンジン
• 金融系のリアルタイム処理
• 3Dグラフィックスや音声処理
• OSやドライバなどの低レイヤー開発

こういう「ハードに近いところ」や「高パフォーマンスが求められる領域」は、C++の独壇場ですね。

C++の案件ニーズはある？

あります。しかもニッチだけど高単価。
例えば、カメラメーカーのファームウェア開発や、自動運転、医療機器、ハード制御系なんかでよく見かけます。

あと意外と多いのが、「古いコードがC++で書かれていて、読める人が少ない」というパターン。
こういう保守・改修案件は、C++経験者の独壇場になりやすいです。

C++のフリーランスだと単価はどれくらい？

これは案件によりますが、だいたいこんな感じです。

• 組み込みや制御系：月70万〜90万円くらい
• 金融やゲームエンジンなどの高負荷系：月90万〜120万円
• OS・デバイスドライバや、要件が超マニアックなやつ：月130万円以上もあり得ます

レガシーな技術なのに、なぜか若手よりベテランに向いてる高単価市場、それがC++です。

C++のリモート案件ってあるの？

正直、常駐案件がまだ多めです。
特にハードに絡む案件は、物理デバイスが手元にないと難しかったり、セキュリティの都合で社内ネットワーク限定だったりします。

ただ、最近は「設計やコードレビューはリモートOK」というハイブリッドな案件も増えてきてます。
ドキュメント化が得意な人や、非同期コミュニケーションに慣れてる人は、そこでも活躍しやすいですね。

案件でよく求められるスキル

コアスキル

• C++98 / C++11 / C++17あたりの文法知識
• ポインタ・参照・テンプレート・STL
• マルチスレッド / 並列処理まわり

組み込み・制御系なら

• マイコン（ARM、PICなど）
• RTOS（μITRONなど）
• UART、I2C、SPIなどのインターフェース

金融・ゲーム・高負荷処理なら

• メモリ管理 / パフォーマンスチューニング
• Boost / Eigen / OpenCVなどのライブラリ
• ネイティブ通信（TCP/UDP）、リアルタイム処理の知見

その他

• Cとの連携（Cで書かれた資産を読む力）
• Visual Studio / GCC / CMake
• ログ・デバッグ・トレース力（これ大事）

C++でフリーランスとして活躍するには？

「最新のトレンド追ってます！」というタイプより、「ハードも読めて設計書もちゃんと読める」タイプが強いです。
古いコードを読み解けて、なおかつ事故らずに改修できる人。これが本当に貴重です。

• 手を動かすだけじゃなく、仕様をちゃんと理解して動ける人
• テストを書ける人
• クライアントと技術的に会話できる人

こういう方には、リピート発注がバンバンきます。

最後にひとこと

C++って、ニッチだけど“深い”。
目立ちはしないけど、「いないと現場が回らない」ってタイプの仕事が多いです。

単価も高いし、他の言語じゃ代替できない案件もあるので、腰を据えて技術で勝負したい人にはかなり向いてます。
「今どきC++？」って思われるかもしれませんが、フリーランス的にはむしろおいしい市場です。