最近のQA案件でよく聞く話

ただテストケースを消化するだけの QA はだいぶ減ってきました。 最近は自動化をどこまで回せるか、CI/CD にどう組み込むか、 開発と一緒にテスト設計から入る動きが主流です。

「リリース後のバグ出しを減らす」じゃなくて、 「開発プロセスにどうQAを組み込むか」が案件のテーマになることが増えています。

どんなスキルが求められる？

Webやモバイルのテストだけでなく、APIテスト、E2E自動化、CI/CDパイプラインへの組み込みなど、 手動＋自動のハイブリッドで回せる人が求められています。

Selenium、Appium、Cypress あたりはよく名前が出ます。 最近は Playwright を試す現場も増えました。

GitHub Actions や CircleCI などのパイプラインに自動テストを乗せる経験があると強いです。

単価の目安はどのくらい？

手動テストの設計・実施だけなら月50〜70万円くらいが多めです。 自動化のスクリプト作成や CI/CD 連携まで含むと月70〜90万円、 QAリーダーとしてテスト戦略やプロセス改善を担当できると月100万円前後を狙えます。

フルリモート案件は？

QA もリモート案件はかなり増えました。 Slack や Notion などでのドキュメント管理が進んでいるチームが多いので、 レビュー・設計・テスト実施まで全部オンラインで回すケースがほとんどです。

ただ、ハードウェア絡みや、物理端末の検証だけは現場作業が残ることもあります。

案件を選ぶときに見ておきたいポイント

「とりあえずテスト消化だけやってほしい」案件ばかりだと、 スキルが止まりがちなので、設計や自動化まで関われるかは要確認です。

• テスト設計からどこまで任せてもらえるか
• 自動化ツールは何を使っているか
• CI/CD への組み込みはどこまで進んでいるか
• QA チームの規模やレビュー体制

単価を上げるには

自動化は外せないキーワードです。 Selenium などの経験があれば、次の一歩として Playwright や API テストの自動化に触れると声がかかりやすいです。

CI/CD へのテスト組み込みまで任されると、QA ではなく「QAエンジニア」としての単価になります。

最後にひとこと

QAは「テストする人」ではなく、「品質をどう保つか」を考える役割です。

手動だけに頼らず、自動化やプロセス改善に踏み込んでいけば、 プロジェクト内での立ち位置も自然と高まっていきます。

次の一歩に迷ったときは、自分の強みを見直すいい機会かもしれません。