フリーランスエンジニアになって感じた「孤独」と向き合い方

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

本記事でわかること

➀課題:フリーランスエンジニアは「選択された孤立」を得る一方で、運動不足による身体的負債や、仕事への過集中による視野狭窄(論理脳の過剰稼働)という弊害に直面する。

➁解決策1:日常的に「川沿いの散歩」と「ラジオ体操」を取り入れ、環境変化の享受とNEAT(非運動性身体活動発熱)の向上を図る。

➂解決策2:嗅覚が感情を司る「大脳辺縁系」に直結する仕組みを利用し、アロマテラピーで強制的に論理脳(大脳新皮質)を休ませる。

➃マインドセット:孤独は克服すべき「敵」ではなく、フリーランスという働き方に付随する「仕様」として受け入れ、コントロールすることが持続可能な生存戦略である。


フリーランスエンジニアとして独立すると、誰もが一度は直面すると言われる「孤独」。

リモートワークが増えたことで、「誰とも話さない日がある」というフリーランスも珍しくありません。

しかし、その孤独は本当に「倒すべき敵」なのでしょうか?

今回は、現役フリーランスエンジニアであるCさんに独占インタビューを実施!

独立後に陥りがちな問題に対し、Cさんがどのように向き合ってきたのか、明日からすぐに使えるフリーランスのしたたかな生存戦略を紐解きます!

人物紹介

👤 ゲスト:Cさん

新卒でSIer、その後Web系の事業会社でのバックエンド開発を経て、現在はフリーランスエンジニアとして活動。フリーランス特有の「孤独」を自分なりにハックして、自由なライフスタイルを満喫中。

🎤 インタビュアー:ITANKEN Compass. 編集長

エンジニアへの還元を最優先するフリーランス専門エージェント「ITANKEN」のコラム編集長。業界に精通し、エンジニアが搾取されないためのキャリア支援に情熱を燃やしている。

目次

満員電車からの解放と、新たなライフスタイル

編集長編集長
本日はよろしくお願いします。まずは読者の皆様に向けて、Cさんのこれまでのキャリアと、現在の働き方について簡単に自己紹介をお願いできますか?

はい、よろしくお願いします!

元々は中堅のSIerで新卒からゴリゴリ開発をやった後、Web系の事業会社に転職しました。

そこでは主にバックエンドを担当していたんですが、毎日大量のコードと終わらない仕様変更に追われていて…(苦笑)

「もっと開発そのものに没頭したいな」
「働く時間や場所も自分でコントロールしたい」

という思いが強くなって独立し、今はフリーランスとして活動しています。

編集長編集長
会社員時代と比べて、現在のライフスタイルは変わりましたか?

もう、劇的に変わりましたね。

以前は毎朝決まった時間に満員電車に揺られて、夜遅くまでオフィスに縛られる生活でした。

でも今は100%フルリモートの案件に参画しているので、満員電車のストレスからは完全に解放されました!

編集長編集長
うやましい!(笑)まさに多くのエンジニアが憧れる働き方ですね!

ええ、おかげでめちゃくちゃ快適です。

ただ、その「自由」を手に入れたことで、今日お話しするような、フリーランス特有の環境変化があったんです…

一人で働くことは想定内。本当の敵は、その先にありました

編集長編集長
え!?フリーランス特有の環境変化とは、どんなことでしたか?

「孤独」が最初の頃は結構辛かったです…

もちろん、フリーランスになれば一人で作業することになるので、あらかじめ覚悟はしてたんですが…

編集長編集長
覚悟していたと言っても、毎日だと、だんだん辛くなってきますよね…

会社組織で働いていると、気を遣う人間関係や過剰なコミュニケーションにリソースを奪われて、疲弊しちゃうことって多いじゃないですか。

そうした煩わしさを断ち切りたくて独立した人が大半だと思います。

つまり私たちは、意図せずに陥る「ネガティブな孤独」ではなく、自ら望んで「ポジティブな孤立」を選んだはずなんです。

編集長編集長
自分で選んだ一人の時間は、集中しやすいと言われることもありますよね

はい。でも…

本当に怖いのは、孤独の先にある弊害のほうだったんです。

「運動不足による身体の劣化」や「仕事しかしないことによって視野が狭くなること」ですね。

これって自覚症状がないまま、じわじわとパフォーマンスを落としていくんですよ…

散歩と体操で身体をリフレッシュ

編集長編集長
運動不足は、多くのITエンジニアが抱える職業病とも言えますよね。WHOも長時間座り続ける生活を減らすよう推奨していますよね

肩こりとか目の疲れ、腰の違和感って、エンジニアあるあるですよね。

これって放置すると、身体的な負債となって、どんどん蓄積しちゃうんです。

でも、焦って急にジムに行って激しい筋トレをしても、絶対に体を痛めるし長続きしない(笑)

だから、もっとハードルが低くて日常にサクッと取り入れられる「散歩」と「ラジオ体操」を私は始めました。

編集長編集長
非常にシンプルですね!どのようなメリットを感じましたか?

一番の魅力は「時間を固定しなくていいこと」と「環境の変化を味わえること」です。

運動習慣と科学的根拠

アプローチ実践のポイント科学的・客観的なファクト(二次情報)
散歩(川沿い)平日の昼間など、人が少なく自由な時間に歩く水辺はストレスホルモンを低下させ、メンタル回復効果が高いとされる。
ラジオ体操決まった時間ではなく、コンパイル中や息抜きに1日1回行うたった3分間で約400もの筋肉を動かす究極の動的ストレッチといわれています。血流を促し、筋膜の癒着を防ぐ効果がある。

会社員の頃は朝か夜の暗い時間しか歩けませんでしたが、今は平日の昼間に近所の川沿いをのんびり歩けるんです(笑)

都会の川でも、亀が甲羅干しをしていたり、鴨や鷺(さぎ)がいたりして、自然の生態系が意外と残ってるんだな~ってことに気づけたりします。

編集長編集長
いつでも行ける場所なのですが、会社員をやっていると、全く気づかないんですよね(笑)

そうなんです。

同じ川沿いでも、朝、昼、夕方で光の入り方も空気感もまったく違う気がします。

春になれば、桜の下を歩くこともできる。

時間を固定せず、こうやって季節や環境の変化を味わえるのって、フリーランスならではの贅沢だなぁって実感しています。

編集長編集長
うやましい~!雨の日なんかは、室内で完結するラジオ体操で補完するわけですね

ええ。体が動きを覚えているので、音楽を流すだけで勝手に動いてくれます(笑)

第一と第二を真剣に通してやると、結構息が上がって、いい運動になるんですよ。

会社員の頃も職場体操がありましたけど、当時は適当にやってましたね。

今になって、あれが心身の健康を保つためによくできた仕組みだったんだなって痛感しています。

「アロマテラピー」で脳の論理回路を休ませる

編集長編集長
もう一つの弊害とおっしゃっていた「視野が狭くなること」に対しては、どのような対策を打たれましたか?

ずっと一人でコードや仕様書ばかりと向き合っていると、仕事と生活の境界線がなくなって、脳の思考パターンがガチガチに固定されちゃうんです。

そこで、エンジニアを続けていたら絶対に手を出さなかったであろう「アロマテラピー」の勉強を始めてみました。

編集長編集長
アロマですか!?

エンジニアって、一日中「論理(大脳新皮質)」で頭をフル回転させてるじゃないですか。

だから仕事とプライベートの切り替えが下手になると、ずっと脳がオンのままになっちゃってました。

それで色々調べてみたら、人間の五感のなかで『嗅覚』だけが、感情や記憶を司る脳の部分(大脳辺縁系)に直接届くらしいんです。

つまり、脳をリラックスさせるには、香りが一番理にかなってるんじゃないかなと。

編集長編集長
なるほど、すごく論理的な理由から、香りにアプローチしたのですね

せっかくならと「アロマテラピー検定」という目標を立てて、一人でテキストを買って、オイルのサンプルを嗅ぎながら勉強しました。

これが意外とすごく楽しくて(笑)

無事に1級と2級に合格しました。

化学成分の観点から香りを理解できるようになって、孤独な時間が新しい知識を探求する特別な時間に変わりましたね!

編集長編集長
仕事をする上で、どのように活用していますか?

一番手軽なのは、ティッシュにオイルを数滴垂らしてデスクに置いておく方法です。

目的によって香りを使い分けています。

集中したい時(※個人差あり)レモンなどの柑橘系
リラックスしたい時(※個人差あり)ラベンダーやカモミール

香りが苦手じゃなければ、まずは万人に好まれるラベンダーから試してみるのがオススメですよ!

孤独を受け入れた先に

編集長編集長
日常の小さな工夫が、フリーランスとしての持続可能性を大きく高めていることがよくわかりました。

ええ。

あとは些細なことですが、私は5階に住んでいて、重い荷物がある時以外はなるべく階段を使うようにしています。

これも日常の中で消費カロリーを増やす「NEAT(非運動性身体活動発熱)」を高めるちょっとした工夫ですし、人混みを避ける感染症対策にもなりますからね。

編集長編集長
なるほど!最後に、現在フリーランスとして孤独を感じている、あるいはこれから独立を考えて不安を抱えているエンジニアに向けてメッセージをお願いします。

孤独って、無理に戦ったり克服したりするような『敵』じゃないんです。

フリーランスを選んだ時点で、最初から付いてくる『仕様』みたいなもの。

最初は戸惑いましたけど、「こういう働き方なんだ」と受け入れてからは楽になりました。

そうやって受け入れちゃえば、孤独は怖いものじゃなくなり、むしろ「誰にも邪魔されず、自分の人生を自由にチューニングできる最高の時間」に変わるんですよね。

もし「決まった時間に出勤し、決まった時間に帰宅する」という固定化された生活を続けるなら、せっかくフリーランスになった意味が薄れてしまいます。

もし今、孤独を重たく感じているのなら、ほんの少しだけ新しい習慣を取り入れてみてください。

ティッシュにラベンダーのオイルを1滴垂らすだけでも、私はこれで結構変わりました(笑)

孤独とどう向き合い、どう心身を整えていくかを工夫して楽しむことこそが、フリーランスエンジニアとして長く生き残るための最大のポイントだと思います!

編集長編集長
正直、アロマって半信半疑だったんですが、私も取り入れてみたいと思いました!Cさん、本日はご自身の経験に基づく、等身大で有益なアドバイスをありがとうございました!

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カトウカトウ
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にゃん八にゃん八
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カトウカトウ
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にゃん八にゃん八
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