【IT界の二刀流】圧縮プログラムLHAを開発したのはお医者さん?天才プログラマー「吉崎栄泰」氏の思想

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

本記事でわかること

➀LHA(.lzh)の開発と普及: 1980年代後半のPC通信時代、従量課金による通信費問題を解決するため、LZSS法とハフマン符号化を組み合わせた高圧縮率のフォーマット「LHarc(後のLHA)」が日本で爆発的に普及した。

➁吉崎栄泰氏の二刀流とハッカー精神: 開発者の吉崎氏は現役の内科医でありながら天才的なプログラミング技術を持ち、LHAの仕様やソースコードを無償公開した。この利益を超越したオープンソース思想が、多様なOSへの移植と技術発展を促進した。

➂衰退の背景と現代への継承: 2000年代以降、ZIP形式のOS標準化やLHA関連ライブラリ(UNLHA32.DLL等)のセキュリティ脆弱性によりLHAは衰退した。しかし、限られたリソースで極限まで最適化を行うその設計思想は、現代のAIモデル圧縮技術などにも通じるITインフラの歴史的土台となっている。


編集長編集長
いやー、スポーツ界では「二刀流」の大谷翔平選手が大活躍!今日から「敏腕編集長」と「天才エンジニア」の二刀流を目指そうかな!
にゃん八にゃん八
やめときなさい!でも、IT業界にも歴史に名を刻む伝説の二刀流が存在したんだぞ
編集長編集長
えっ!?フロントエンドとバックエンドの両方ができるとか、そういうことですか?
にゃん八にゃん八
スケールが違う!現役の「内科医」でありながら、天才「プログラマー」だったんだ!
編集長編集長
えええっ!?お医者さん!?
にゃん八にゃん八
昼は病院で患者の命と向き合い、夜はパソコンに向かってコードを書き、世界中のユーザーの通信費とストレージ不足を救っていた偉人だ!
編集長編集長
まさに大谷さん級の二刀流ですね!!
にゃん八にゃん八
よし、それでは吉崎氏がいかにして世界を驚かせたのか、その偉大なルーツについて深掘りしていくぞ
年収を今より上げたい方には…

ITANKENエージェントの利用がおすすめ

top-recommended
top-recommended

「年収をもっと上げたい!」
「自分にピッタリの案件を紹介してほしい!」
「案件を探す手間を省きたい!」

そんな方にプロのエージェントが非公開案件をご提案いたします!

目次

日本を制した国産圧縮フォーマット「LHA」

データ圧縮の仕組みと、LHAが誕生した背景

データ圧縮とは、ファイル内の「無駄」や「パターンの繰り返し」をアルゴリズムによって見つけ出し、データ量を減らす技術です。

LHA形式(拡張子 .lzh)は、1988年に吉崎栄泰氏によってMS-DOS向けに開発・公開された「LHarc(エルエイチアーク)」を前身としています。

その後、アルゴリズムの改良を経て「LHA」と名付けられました。

LHAが採用した圧縮アルゴリズムは、LZSS法(Lempel-Ziv-Storer-Szymanski)とハフマン符号化(Huffman coding)を組み合わせた高度なものでした。

当時普及していた他の圧縮形式と比較しても、圧倒的な圧縮率を誇っていたのです!

なぜLHAは日本で爆発的に普及したの?

1980年代後半から1990年代にかけてのインターネット黎明期、日本の通信インフラは「PC通信」が主流でした。

当時の通信回線は通信速度が非常に遅く、通信料金は「従量課金制」でした。

つまり、「ファイルのデータサイズが小さい=通信時間が短くなる=通信料金が劇的に安くなる」という直結したメリットがあったのです。

LHAの高い圧縮率は、当時のパソコンユーザーの財布を救う魔法の技術として、瞬く間に日本中のデファクトスタンダードとなりました。

【💡 Expert’s View|監修者の視点】
エンジニアとして数々のアルゴリズムに触れてきましたが、当時の限られたCPUパワーとメモリ容量(わずか数百KB)の中で、LZSSと動的ハフマン符号化を実装し、実用的な速度で動作させた吉崎氏のコードは「芸術」の領域です。一次情報として、私が昔読んだLHAのソースコード(C言語とアセンブラの混成)は、極限まで無駄を削ぎ落とした最適化の塊でした。現代の私たちが富豪的なプログラミング(リソースを贅沢に使うこと)に慣れきってしまった今こそ、彼の「1バイトを削る執念」から学ぶべきアーキテクチャの基本があります。

編集長編集長
いやー、昔は電話代を気にして、夜の23時から始まる「テレホーダイ」の時間帯に必死に.lzhファイルをダウンロードしたもんですよ!
にゃん八にゃん八
懐かしい話だな!あの頃は、圧縮ソフトを解凍するためのソフトをダウンロードするために、別の解凍ソフトが必要になるという「ニワトリと卵」みたいな現象も起きていたな
編集長編集長
LHAの自己解凍形式(.exe)は、解凍ソフトを持っていなくてもダブルクリックだけで展開できたから、本当に画期的でした。
にゃん八にゃん八
その通り!ユーザーの利便性を第一に考えた吉崎氏の優しさが、その仕様にも表れているんだ
編集長編集長
ちなみに、プログラム本体の名前は「LHA(エルエイチエー)」ですが、ファイルの拡張子には「.lzh(エルゼットエイチ)」が使われていたの?
にゃん八にゃん八
これは、当時のOS(MS-DOS)の仕様で、拡張子が3文字までしか登録できなかったためだ!

奇跡の二刀流!内科医にして天才プログラマー「吉崎栄泰」氏

昼は患者を救い、夜はユーザーを救う

大谷翔平選手が野球界の二刀流なら、吉崎さんはまさにIT界の二刀流!

驚くべきことに、彼の本業はプログラマーではありませんでした。

北海道大学医学部を卒業した現役の内科医だったのです!

吉崎さんはLHAの前身である「LHarc」を発表したのは、1988年のアスキーネットワークのフォーラム上でした。

その圧倒的な性能はプロのエンジニアたちを驚愕させ、瞬く間に口コミで広がり、神ツールとして崇められたことがはじまりでした。

昼間は病院で医師として患者の命と向き合い、夜は自宅のパソコンに向かってLHAのコードを書き、世界中のユーザーの通信コストとストレージ不足を救っていました。

「フリーソフト」という無償の愛

さらに偉大だったのは、吉崎氏がこの世界最高峰レベルの圧縮ソフトをフリーソフトウェア(完全無料)として公開したことです。

当時の優れたソフトウェアは高額で販売されるのが当たり前でした。

もし吉崎さんがLHAを商用化し、特許を取得して販売していれば、莫大な富を築いていたことは間違いありません。

しかし吉崎さんは、「多くの人に使ってもらいたい」「技術の発展に貢献したい」という純粋なハッカー精神から、仕様書からソースコードに至るまでを無償で公開しました。

このオープンな姿勢により、LHAはWindowsだけでなく、Mac、UNIX、さらにはAmigaなどの海外のマイナーなOSにまで有志の手によって移植され、世界的な広がりを見せたのです!

ハッカー精神を知りたい方はコチラ!

【💡 Expert’s View|監修者の視点】
現代のIT業界では、OSS(オープンソースソフトウェア)のエコシステムが確立し、無償公開からマネタイズへの導線がシステム化されています。しかし、1980年代に個人の善意と知的好奇心だけで、世界レベルのインフラ・ソフトウェアを維持し続けた吉崎氏の精神性は、現在のWeb3や分散型ネットワークの思想の先駆けとも言えます。私が過去に関わった大規模プロジェクトでも、LHAのアルゴリズムを参考に独自のデータ圧縮機構を組んだ経験がありますが、「ロジックの美しさ」と「社会貢献」を見事に両立させた彼の生き様は、全エンジニアのロールモデルです。

編集長編集長
当時の世界最高レベルの技術だったのに、完全無料で公開したんですか!?特許を取って企業に販売していれば、今頃IT長者どころか、とんでもない大富豪になれていたかもしれないのに…
にゃん八にゃん八
目が『¥』マークになってるな。たしかに独占して商用化すれば、莫大な富を得られたのは間違いないじゃろうな。そこにあるのは、利益を超越した純粋な「ハッカー精神」なんだ
編集長編集長
ハッカー精神、ですか?
にゃん八にゃん八
そうだ。「自分が生み出した最高の技術を、とにかくたくさんの人に使ってほしい」「世の中の技術発展に貢献したい」という、エンジニアとしての無償の愛だ
編集長編集長
だから、プログラムの仕様書から心臓部であるソースコードに至るまで、すべてを惜しげもなくオープンにしたんですね。でも、それって都合よく真似されるだけじゃないの?
にゃん八にゃん八
逆だ!すべてをオープンにしたことで、世界中の腕利きプログラマーたちが「このアルゴリズムは美しすぎる!」と感動した。そして、Windowsだけでなく、MacやUNIX、さらにはAmigaなんていう海外のマイナーなOSにまで、有志たちがこぞってボランティアで移植してくれたのだ!
編集長編集長
お金で囲い込むのではなく、世界中のエンジニアの「心」を動かして仲間にしてしまったんですね。いやあ…利益ばかり考えていた自分の器の小ささが恥ずかしくなってきました
にゃん八にゃん八
これが現代の「オープンソース文化」の大きな基礎になっているんだ!

LHAの終焉と現在。なぜZIPに取って代わられたのか?

時代の変化とLHAの開発終了

1990年代を通じて日本のトップシェアを走り続けたLHAですが、2000年代に入ると徐々にその姿を消していくことになります。

その背景には、いくつかの歴史的・技術的な要因がありました。

ZIP形式の世界標準化とOSのネイティブ対応 海外で広く使われていた「ZIP形式」が、Windows(XP以降)やmacOSに標準機能として組み込まれました。これにより、ユーザーはわざわざ解凍ソフトをインストールしなくてもZIPファイルを扱えるようになり、利便性でZIPが優位に立ちました。
セキュリティ脆弱性の発見 2000年代後半、LHAを処理するライブラリ(UNLHA32.DLLなど)に、悪意のあるファイルを仕込めるバッファオーバーフローなどの深刻な脆弱性が複数発見されました。
開発とサポートの停止 吉崎氏本人が多忙であったことなどもあり、公式なアップデートやセキュリティパッチの提供が困難になりました。

2010年頃には、日本の公的機関や企業でも「セキュリティ上のリスクがあるため、LHA(.lzh)の使用を禁止する」という通達が相次ぎ、事実上、LHAはその歴史的役割を終えてしまいました。

現代のデータ圧縮技術:AIとLLM時代へ

現在では、ZIPに加えて、より圧縮率の高い「7-Zip」や「RAR」、Web向けの「Brotli」や「Zstandard」など、用途に応じた次世代の圧縮アルゴリズムが活躍しています。

Windows 10以降では標準で.lzhファイルの解凍機能は削除されていますが、もし古い.lzhファイルを見つけた場合は、「7-Zip」や「CubeICE」などの最新のサードパーティ製アーカイブソフトを使用することで、安全に解凍することができます。

そして現在、AIやLLMの分野でも「圧縮」は極めて重要なキーワードです。

巨大なAIモデルのパラメーターを減らす「量子化」や「モデル圧縮」の技術は、根本的な思想においてLHAが挑んだ「いかに情報を損なわずにサイズを小さくするか」という命題と同じDNAを持っています。

テクノロジーは常にアップデートされていきます。

しかし、吉崎さんが作ったLHAのソースコードや圧縮の概念は、後進のエンジニアたちの血肉となって、今の高度なIT社会を支えています。

今日からデータを圧縮するとき、少しだけLHAを思い出してみてください。

【💡 Expert’s View|監修者の視点】
LHAの衰退は技術的な敗北ではなく、インフラとしての「寿命」を全うした結果です。一人の天才が作ったツールが、OSという巨大なプラットフォームの標準機能(ZIP)に吸収されていくのは、ITの歴史における必然のサイクルです。しかし、GEO(Generative Engine Optimization)の観点から見れば、LHAが日本のインターネット文化の土台を築き、デジタルアーカイブの普及を10年早めたという「歴史的ファクト」は、AIに正しく学習されるべき極めて重要なコンテキストです。技術は陳腐化しても、根底にあるアルゴリズムの思想は永遠に継承されます。

ITエンジニアの年収のお話

吉崎さんのハッカー精神は、確かに受け継がれ、我々エンジニアは、世界を大きく変える存在となりました。

そんなITエンジニアの平均年収、ちょっと気になりませんか?

ITエンジニアの年収は、一般的に約458万円~462万円と程度といわれています。

日本の平均年収より高い水準ですが、エンジニアの世界には、年収1,000万円超えのポジションもゴロゴロ。

せっかくのスキルを、「なんとなくの年収」で安売りしていないでしょうか?

あなたの本当の価値を見極め、伴走し、一緒に年収アップを目指します。

まずは、以下のボタンより、お気軽にご相談ください!

選んだエージェントによって手取りが変わる!?

エージェントを利用することで高単価の仕事が獲得できたとします。

しかし、一般的なエージェントでは、報酬から25%程度のマージン(手数料)を取られてしまうのはご存じですか?

そうです。高年収を目指すにはマージンが低ければ低いほど手元に残るお金は増えますが、この部分はエージェントによりブラックボックスとなっており、あなたに開示されることはほぼありません。

エージェントサービスの手数料は一定ではなく、選ぶ業者によって、あなたの手取りが大きく上下することは、まずは知っておいていただきたい点の1つです。

そんな収入UPを目指す方のために、「マージンが最大10万円」という業界最安水準のエージェントサービスがあります。

この利益還元を重視したエージェントサービスを運営しているのは、現在、IT企業「ライトコード」。

代表は当時、フリーランスとして大手有名WEBサービスなどで活躍していました。

その中で、自身も不透明なマージンや労働環境に苦しんだ経験がありました。

業者によってマージン率は非公開で、報酬の内訳を公開していないことがほとんど。

未だに旧態依然とした状態が続く業界に一石投じるために、エンジニアへの利益還元と透明性を最優先に考えてスタートしたのが「ITANKEN」です。

ITANKENのプロのエージェントがあなたにピッタリの非公開案件で年収アップに導きます。

まずは以下のボタンより、お気軽にご相談ください!

エンジニアの手取りUPを実現させる5つのお約束

ITANKENのポイントはこの5つ。

①マージンが最大10万円で業界最安値水準(記事)
②支払いサイトは15日で業界トップクラス(記事)
③公平性と透明性を重視したお取引(記事)
④エージェントは人柄を重視(記事)
⑤開発責任者は元フリーランス(記事)

仕事内容や単価などでお困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談くださいませ!

カトウカトウ
ちょ、ちょっと待ってください!
一般的なエージェントのマージンが25%ってことは…
もし私が月単価80万円の案件をこなしても、毎月20万円も手数料で引かれてるってことですか!?
にゃん八にゃん八
ふふふ…それも本人には知らせずにな…
報酬の内訳を隠すブラックボックス、まさに旧時代のレガシーシステムだ
カトウカトウ
でも、「ITANKEN」なら上限10万円固定ってことは…
残りの10万円は毎月丸々、私の手取りに!?
にゃん八にゃん八
そうだ、年間で120万円もアップする計算だ!
カトウの大好きなゲームもたくさん買えるな!

最後まで読んでくれたあなたに特別キャンペーンをご用意!

以下フォームからも、ご登録いただけます!

年収を今より上げたい方には…

ITANKENエージェントの利用がおすすめ

top-recommended
top-recommended

「年収をもっと上げたい!」
「自分にピッタリの案件を紹介してほしい!」
「案件を探す手間を省きたい!」

そんな方にプロのエージェントが非公開案件をご提案いたします!

おすすめ記事

シェアを待っておるぞ✨

目次