記事を3行で解説
➀補助金・助成金制度は、返済不要の資金支援。
➁フリーランスが活用できる補助金・助成金の種類や申請方法を解説。
➂「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」は特に申請しやすい。

編集長の居残り補習教室

仕事の効率化のためにも、そろそろスペックの高いPCが欲しいなあ…
でも投資できる資金がない…


事業を次のステップに進めたいと考えていても、資金面で壁にぶつかってしまって…


IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金など、フリーランスでも申請できる制度がたくさん存在するぞ!

でも、申請が難しいんでしょ…?

でも、これは毎年何千人ものフリーランスや個人事業主が活用している公的制度ですよ!

準備さえしっかりすれば、フリーランスでも十分に審査が通る可能性があるぞ!


助成金と補助金の違い

まずは、基本から。
「助成金」と「補助金」の違いを理解しておきましょう!
助成金とは?
助成金は、雇用や労働環境を良くするためのお金で、条件さえ満たせばもらえる確率が高いのが特徴です。
主に、厚生労働省が担当しています。
フリーランスは、あまり人を雇っていない方が多いと思います。
そのため、次にご紹介する「補助金」を主に利用することになると思われます。
補助金とは?
補助金は、国や地方自治体から出るお金で「こんな事業を応援したい!」という政策目標のために提供されます。
競争率が高く審査が厳しめですが、貰える金額が大きいのが魅力です。
主に、経済産業省や中小企業庁が担当しています。
今回は、従業員を雇っていない、フリーランス個人で使える補助金を主にご紹介します!
➀ IT導入補助金
➁小規模事業者持続化補助金
➂新事業進出補助金(旧・事業再構築補助金)
④ものづくり補助金
➀ IT導入補助金

IT導入補助金は、フリーランスや小さな事業をしている人が仕事の効率を上げるための補助金です。
・会計ソフトを使って経理をラクにしたい
・スペックの高いパソコンを買うことで、効率的にスピーディーに作業したい
例えば、こんな時に使える「補助金」です!
追加で以下の対応が必要ですが、手続きは意外と簡単!
・GビズID の取得
・SECURITY ACTIONの宣言
・みらデジ経営チェック
IT導入補助金にはいくつかの類型があり、それぞれ「補助上限額」や「補助率」が異なります。
通常枠
自社の課題にあったITツールを導入し、労働生産性の向上をサポート!
補助上限額 | 5万円~450万円(業務プロセス数による) |
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補助率 | 1/2(最低賃金付近は2/3) |
採択率(2024年度実績) | 65.79% |
インボイス対応類型
インボイス制度に対応した「会計」・「受発注」・「決済」の機能を有するソフトウェア、PC・ハードウェア等を導入し、インボイス制度への対応をサポート!
補助上限額 | ソフトウェア最大350万円 PC / タブレット最大10万円等 |
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補助率 | ソフトウェアは小規模事業者4/5 その他3/4、または2/3 ハードウェアは1/2 |
採択率(2024年度実績) | 72.07% |
電子取引類型
インボイス制度に対応した「受発注」の機能を有するソフトウェアを導入し、労働生産性の向上およびインボイス制度への対応をサポート!
補助上限額 | 最大350万円 |
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補助率 | 中小・小規模 2/3以内 |
採択率(2024年度実績) | 100% |
セキュリティ対策推進枠
サイバー攻撃の増加に伴う潜在的なリスクに対処するため、サイバーインシデントに関する様々なリスク低減策をサポート!
具体的には、「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているサービスのうち、IT導入支援事業者が提供し、かつ事務局に登録されたサービスを導入する際、サービス利用料(最大2年分)を補助します。
補助上限額 | 5万円~150万円 |
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補助率 | 中小1/2以内 小規模2/3以内 |
採択率(2024年度実績) | 85.33% |
必要書類と申請期間
申請期間は、2025年3月31日~2025年5月12日(予定)です。
ただし、申請する枠によってはパソコンやタブレットは補助の対象外になることもあるので要注意。
事前に条件をしっかりチェックしておきましょう!
「どれくらい補助金がもらえるの?」と思ったら、公式の補助金シミュレーターを試してみるのがおすすめです!
➁ 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、フリーランスや個人事業主が、事業を成長させるための費用をサポートしてくれる補助金です。
全国商工会連合会が運営しており、販促活動や業務効率化のための費用を補助してもらえます!
例えば、こんな場面で活用できます。
・ホームページやECサイトを作りたい
・広告費をかけて集客を強化したい
・業務を効率化するためにソフトや機材を導入したい
一般型(通常枠)
補助上限額 | 50万円(インボイス特例で最大100万円) |
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補助率 | 2/3(特定の条件で3/4) |
創業型
補助上限額 | 最大200万円(インボイス特例で最大250万円) |
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補助率 | 2/3(特定の条件で3/4) |
共同・協業型
補助上限額 | 最大5000万円(地域振興等機関が主体の場合) |
---|---|
補助率 | 2/3(特定の条件で3/4) |
ビジネスコミュニティ型
補助上限額 | 50万円(共同実施の場合は100万円) |
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補助率 | 2/3(特定の条件で3/4) |
必要書類と申請期間
2025年の申請期間は2025年5月1日から6月13日(予定)です。
ちなみにフリーランスの方には、特に「一般型」と「創業型」がオススメです。
もしインボイス特例を活用できる場合、補助額がさらにアップするので、ぜひ利用してみてくださいね!
➂ 新事業進出補助金(旧・事業再構築補助金)

新事業進出補助金は、「新しい市場にチャレンジしたい」「事業の方向転換を考えている」というフリーランスの方にぴったりのサポート制度です。
これまでの事業再構築補助金は、2025年度から「新事業進出補助金」という新しい制度に変わる予定です。
申請には、支援機関と一緒に事業計画を作成する必要がありますが、これがちょっとしたハードルです。
ただし、申請には「新しい事業に挑戦すること」や「付加価値を年平均4%以上増やす」という条件があります。
補助上限額 | 2,500万円~9,000万円(従業員数、賃上げによる) |
---|---|
補助率 | 1/2(賃上げで上限増額) |
目的 | 新規市場参入 事業転換 高付加価値事業 |
必要書類と申請期間
申請期間は、現在「調整中」となっています。
もし新しい市場に飛び込んだり、事業を広げたりしたいと考えているなら、かなり大きなサポートが期待できます。
申請期間はまだ調整中ですが、早めに準備を進めておくと良いでしょう◎
④ ものづくり補助金

ものづくり補助金は、製品・サービスの開発や生産性向上に取り組むフリーランスに向いている補助金です。
2025年からは収益納付が不要となるため、より利用しやすくなっています。
製品・サービス高付加価値化枠
自社の技術力等を活かして、既存製品・サービスの品質や機能性を高める「試作・改良」や、市場にこれまでになかった「新たな製品やサービスを生み出す」ための枠です。
補助上限額 | 750万円~2,500万円(従業員数による) 大幅賃上げ特例で上限増額 |
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補助率 | 中小企業1/2 小規模・再生2/3 |
グローバル枠
海外事業を実施する事業を対象として、国内の生産性を高めるのに必要な「設備」「システム投資」等をサポート!
ここでいう海外事業とは、以下の4つの取り組みのこと。
①海外への直接投資に関する事業
②海外市場開拓(輸出)に関する事業
③インバウンド対応に関する事業
④海外企業との共同で行う事業
グローバル枠は、海外への「新商品・サービスの開発」及び「改良、ブランディング」や、「新規販路開拓等の取組み」を支援するものです。
補助上限額 | 3,000万円 |
---|---|
補助率 | 中小企業1/2 小規模事業者2/3 |
必要書類と申請期間
申請期間は、2025年2月14日~2025年4月25日です。
革新的な製品・サービスの開発や、海外展開を考えている場合は、ぜひ検討してみてください!
各自治体の独自の「助成金・補助金」がある





うまく活用できれば、事業が有利に進められるのね!
補助金・助成金を利用するメリット・デメリットまとめ

メリット➀返済義務がない
補助金・助成金は融資と異なり、原則として返済の必要がありません!
これにより、利子や毎月の返済に追われることなく、長期的な視点で資金を活用できますね。
メリット➁事業投資や拡大がしやすい
自己資金だけでは難しい「設備投資」や「新規雇用」「人材育成」などに活用できます。
そのことで、事業の拡大や競争力強化につながります!
メリット④資金調達の負担軽減
自己資金や借入に頼らずに資金を調達できるため、経済的な負担を大きく減らせます。
メリット⑤社会的信用の向上
公的な審査を通過することで、事業者としての信用度が高まり、今後の取引や資金調達にも大きくプラスに働く可能性が大。
メリット⑥使い道の自由度が高い
一部の給付金や補助金は用途が限定されず、生活費の補填やスキルアップ投資などにも利用可能なものもあります。
デメリット➀申請手続きが煩雑で手間がかかる
申請には多くの「書類作成」や「情報収集」が必要!
さらには、手続きが複雑な場合が多いです。
事業計画書や収支計画書などの準備に時間と労力がかかります…!
デメリット➁受給までに時間がかかる
審査や手続きに数ヶ月から1年以上かかることも!
すぐに資金が必要な場合には間に合わないことがあります。
デメリット➂必ず受給できるわけではない
申請しても要件を満たさなかったり、競争率が高かったりして、最終的に不採択となるケースも少なくありません。
この場合、準備にかけた時間や労力が無駄になるリスクが…
デメリット④申請期限や条件を厳守する必要がある
期限や条件を守らなければ受給できないため、スケジュール管理や要件確認が不可欠です。
デメリット⑤自己資金も必要な場合が多い
補助金・助成金は対象経費の全額が支給されるわけではなく、一部は自己負担となることが一般的!
補助金・助成金を活用してフリーランスの可能性を広げよう



事業の効率化や、拡大に直結する支援が受けられるのも嬉しいところね

ただ、数十万円〜数百万円の返さなくていいお金を手に入れるチャンスを逃す手はないな!

補助金・助成金制度をもっと活用しよう!

ビジネスにおいてお金は血液ですので、資金調達は大事な要素。
助成金・補助金は返さなくていいお金なので、経営にとって大変助かる制度です。
特に、仕事の生産性を上げるための「IT導入補助金」は、獲得しやすい補助金ですのでぜひ挑戦しましょう!
ただし、補助金・助成金に頼ることは間違いではありませんが、それだけでは「いつでも吹けば飛んでしまうような状態」なのは間違いありません。
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