【社会保険ガイド】フリーランスの病気も失業も老後もこれで安心!

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

この記事を3行で解説

➀フリーランスは会社員と異なり、健康保険や年金などの社会保険を自分で選び管理する必要がある。

➁国民健康保険や高額療養費制度、iDeCoなどを活用すれば、病気や老後のリスクに備えられる。

➂失業した時の保険がないため、貯蓄や民間保険を利用しながら安定した生活基盤を整えることが大切。


3年C組〜!にゃん八先生

先生先生
フリーランスの魅力といえば、自分らしい働き方ができることですが、その一方で「社会保険ってよく分からないことだらけ」じゃないですか?
カトウカトウ
会社員のときは当たり前にカバーされていた医療費や年金ですけど、フリーランスになると自分で考えなければいけなくなりますもんね
にゃん八にゃん八
会社員の時とは社会保険の仕組みがガラッと変わるんだ!
健康保険や年金、失業保険や労災保険まで、すべて調べて自分に合うものをチョイスしなきゃならん
先生先生
でも大丈夫!
まずは社会保険ってどんなものかの基本をしっかり押さえましょう!
にゃん八にゃん八
今回は、フリーランスでもしっかり活用できる社会保険制度をわかりやすく解説していくぞ!

会社員とフリーランスの違いをチェック

会社員とフリーランスでは、社会保険の仕組みがかなり違うんです!

会社員フリーランス
健康保険会社が半分負担自分で加入し、全額負担
年金厚生年金(会社が半分負担)国民年金(全額自己負担)
失業保険
労災保険
雇用保険や労災保険でカバー自分で保険に加入する必要あり

会社員は雇用主が手続きをしてくれる上に、保険料の一部を負担してくれるので、コストも手間も少なく済みます。

一方、フリーランスはすべて自分でやるスタイル。

その分、自分に合った保険を自由に選べるメリットはあります。

社会保険は大きく分けて「健康保険」「介護保険」「年金保険」「労災保険」「雇用保険」の5つ。

それぞれ詳しく見ていきましょう!

目次

健康保険ってなんだ?

健康保険は、病気やケガをしたときに必要な医療費をカバーしてくれる大切な保険です。

病院で診察を受けたり、治療を受けたりするとき、健康保険を利用することで自己負担額が軽減されます。

健康保険は、「国民健康保険」「国民健康保険組合」「任意継続保険」の主に3つです!

健康保険についての深堀り記事はこちらをチェック!

国民健康保険ってどんな仕組み?

フリーランスが加入する基本的な健康保険は「国民健康保険料」です。

病院に行ったときの自己負担は3割だけ!

例えば、1万円の診察や治療を受けても、自分が払うのは3,000円 だけで済むので、負担が少なく助かりますね!

国民健康保険の保険料額は、前年の所得によって決まるので収入に比例して保険料も高くなります。

住んでいる自治体や、扶養する家族の人数によっても変わるので、一度確認してみましょう!

フリーランスは「傷病手当金」がもらえない?

会社員は病気やケガで働けなくなった場合、健康保険から傷病手当金が支給されます。

最大1年6カ月の間、給与の約3分の2が補償される制度があります。

しかし、国民健康保険には、ごく一部の自治体を除き「傷病手当金」がありません。

フリーランスは体調不良で働けなくなると、収入がゼロになるリスクがあります。

傷病手当金の詳細記事を作成中です。乞うご期待!

高額療養費制度で「もしもの時」も安心!

手術や入院などで 医療費が高額になってしまったら…

そんなときに頼れるのが高額療養費制度 です!

もし病気になっても支払う金額には上限があるのが特徴で、この制度を使えば負担を減らすことができます。

病気やケガは思わぬ時にするもの!「もしものとき」に安心な制度です。

高額療養費制度の詳細記事を作成中です。乞うご期待!

出産・育児のサポート制度はOK

フリーランスでも、国民健康保険に入っていれば、出産時に42万円の「出産育児一時金」がもらえます

これは病院に直接支払われることもできるので、出産費用の負担が軽くなりますよ!

収入が減ったときは減免制度を活用!

カトウカトウ
「仕事が減って収入が下がった…」「病気やケガで働けない…」なんて時ありますよね?
そんな場合はどうすればいいの?
先生先生
そんなときは、 自治体に相談すると保険料を減額や免除してもらえる制度がありますよ!
にゃん八にゃん八
保険料が払えないからといって「未納」のまま放置すると、病気のときに医療費が全額払いになってしまう!
先生先生
そうなってしまうと大変です!
困ったときは、すぐに役所に相談しましょう!

国民保険の減免制度の詳細記事を作成中。乞うご期待!

健康保険は病気やケガした時の備え!

介護保険ってなんだ?

介護保険は将来、介護が必要になったときに、介護サービスを受けるための公的な保険です。

フリーランスの方も国民健康保険に加入している40歳以上の人は、この介護保険に加入する必要があります。

65歳を過ぎると、もし介護が必要になった場合に「要介護認定」を受けることで、いろんな介護サービスを利用できるようになります。

先生先生
例えば、「要介護認定」を受けたら、自宅で介護サービスを受けることができます。
なぜ支払う必要があるのか、早めにこういった制度を理解しておくことが大事です。
にゃん八にゃん八
介護保険料は、住んでいる場所によって少しずつ違う。
自分が住んでいる市区町村のホームページをチェックしておくんだぞ!
カトウカトウ
これも住んでいる地域によって違うんだ!
でも40歳以上になったら払うのよね?
先生先生
その通り!
若い人は介護保険料はのことは、あまり気にしなくていいわ!
だけど、将来支払うことになるわけだから、どんな保険なのかは理解していたほうがいいわね!

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介護保険は将来のための保険!

年金保険ってなんだ?

会社員なら厚生年金がありますが、フリーランスは「国民年金」が基本の年金制度になります。

年金保険は、老後の生活費を助けてくれる大事な仕組みです。

一定の期間、保険料を支払い続けることで、定年後に毎月お金を受け取れるようになります。

つまり、今からコツコツと積み立てておけば、将来安心して生活できるための準備ができるわけです!

iDeCoで老後資金をさらに増やそう!

年金だけでは不安…という方には、 iDeCo(個人型確定拠出年金)がおすすめ!

自分で積み立てて、老後資金を準備できる制度です。

しかも節税メリットがすごく、掛け金は全額所得控除!

例えば年間24万円積み立てたら、その分の「所得税」や「住民税」が控除される仕組みなので加入して損はありません。

節税しながら資産を増やすことになるので、フリーランスにとって心強い制度です。

所得税の算出方法を理解できてない方はこちらもチェック!

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国民年金基金

国民年金だけでは老後の生活費が足りないかも…と不安な人には「国民年金基金」がおすすめ。

これは国民年金に上乗せして支払うことで、将来もらえる年金額を増やせる制度です。

こちらも、掛け金は所得控除の対象なので節税にもつながります!

国民年金基金の詳細記事を作成中です。乞うご期待!

国民年金に上乗せできる制度がある!

労災保険(特別加入制度)ってなんだ?

労災保険は、仕事中にケガをしたり病気になったりしたときに、治療費や休んでいる間の生活費をサポートしてくれる保険です。

会社員なら会社が自動的に加入してくれるけど、フリーランスの場合は自分で加入しなきゃいけません。

でも安心してください!

フリーランスでも「特別加入制度」を使えば、仕事中にケガや病気をしても、ちゃんと補償を受けられます。

先生先生
労災保険に加入しておけば、万が一仕事中にケガをしてしまった場合でも、治療費がカバーされます!
そして、働けない間の生活費も補償されます
にゃん八にゃん八
フリーランスは自己責任と思いがち。
でも、この制度を利用すれば安心して仕事に取り組むことができるぞ
カトウカトウ
安心した~!

労災保険の詳細記事を作成中。乞うご期待!

労災保険は特別加入制度を利用しよう!

雇用保険ってなんだ?

雇用保険は、もし失業したときに生活費の一部をサポートしてくれる保険です。

会社員の場合、給料から保険料が引かれて会社と一緒にその費用を負担します。

雇用保険は失業したときだけでなく、育児や介護の休業中にも助けてくれる給付金があったりします。

しかし、雇用保険にフリーランスは加入できない!

先生先生
ただ、フリーランスの場合は会社に雇われているわけではないので、雇用保険には入れません
にゃん八にゃん八
だから、失業したときのリスクに備えるためにフリーランスは自分で準備しておく必要があるんだ
カトウカトウ
例えば、民間の保険に入ったり?
先生先生
そうね!
民間の保険に入ったり、万が一に備えて貯金をしおくのが防衛策になります
にゃん八にゃん八
フリーランスは自由な働き方が魅力だが、その分、失業や病気、老後の備えについては自分で考えておく必要があるんだ
先生先生
国民健康保険や高額療養費制度、国民年金やiDeCo などをうまく活用すれば、不安は軽くなりますね
にゃん八にゃん八
めんどくさい…と敬遠せずに、将来のあなたのことを守りながら、フリーランス生活を楽しむ!
それが「心の保険」になるんだな!
カトウカトウ
安定した収入を確保することも大切ですが、将来の不安が少ないのも大事ってことね!

雇用保険の詳細記事を作成中。乞うご期待!

フリーランスは雇用保険に加入できない!

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保険料は所得控除になります!

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毎年、保険料を納めるのは国民の義務

しかし、所得が上がれば上がるほど、保険料の負担はどんどん大きくなってしまいます。

そこで、どうせ保険料を支払わなければいけないのであれば、フリーランスとして「まずは収入を増やして手取りを増やしませんか?」というご提案です。

「でも、所得が上がったら、保険料も増えるんですよね?」

いいえ、実は違います!

所得が上がったら、法人化するなどして保険料を抑えるテクニックなどが可能になり、逆に負担を減らすことができるのです。

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なぜマージンが減ることで高収入が期待できるのかは、以下の記事をぜひお読みください。

「広告にお金をかけるくらいなら、フリーランスに還元したい」

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ITANKENのポイントはこの5つ。

①マージンが最大10万円で業界最安値水準(記事
②支払いサイトは15日で業界トップクラス(記事
③公平性と透明性を重視したお取引(記事
④エージェントは人柄を重視(記事
⑤開発責任者は元フリーランス(記事

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