Geminiの現場エンジニアのAI活用を調査！Googleが開発したマルチモーダルAI

2025年10月3日

記事監修

(株)ライトコード代表取締役金城直樹

元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

記事を3行で解説

①Googleが開発したGeminiは、テキスト、画像、音声、動画など複数の情報を一度に処理できるマルチモーダルAI。

②開発者の生産性向上、コード支援、クラウド運用の効率化、チームのコラボレーション促進などに貢献している。

③Googleのエコシステムとも連携し、現場から高い評価を得ている。

Googleが開発したマルチモーダルAI

戦士

「Gemini」って、エンジニアの現場では評判はどうなの？

スライム師匠

コードのバグまで自動で修正し、マニュアルや設計書も丸ごと作ってくれるから、エンジニアにも重宝されておるな

戦士

AIが業務効率化してくれる感じね。
でも、それだけだと、よくあるAIツールという感じよね？

横山

あのGoogleが開発したものだから舐めてもらっては困りますよ！
マルチモーダルAIで「テキスト」「画像」「音声」「動画」なんでも一度に理解できるのが強みなんだ

スライム師匠

あとは、GoogleドキュメントやGoogleマップなどもAIと連携して活用できるのも強みじゃな！

横山

Googleエコシステムをメインで使っている人にとっては、最高のAIかもしれないね

戦士

Geminiは、エンジニアの業務だけでなく、日常の生活すらも変えてしまう可能性があるのか！

横山

そうです！
今回は、現場からの評価も高いマルチモーダルAI「Gemini」をご紹介します！

Gemini（ジェミニ）の活用事例

Geminiは、Googleが開発した次世代のAIツールで、テキスト・画像・音声・動画などさまざまな情報を一度に理解し処理できる「マルチモーダルAI」として知られています。

最大の特徴は、高度な推論能力とマルチモーダル対応にあり、従来のAIでは難しかった複雑な質問への回答や、複数形式のデータを組み合わせたタスク処理が得意。

Googleによる独自ベンチマークでは、Geminiは従来型のAIよりも高いコーディング性能や情報分析力を示しており、さまざまな業界・用途での導入が進んでいます。

チャットでの自然な対話や、マルチデバイス（スマホ、タブレット、PC）での利用もでき、幅広い層にとって実用的な次世代AIとして位置づけられています！

Geminiの特徴

開発者の生産性向上
コード支援とレビュー
クラウド運用の効率化
コラボレーション

開発者の生産性向上

Googleが開発したGeminiは、AIによる高度なソフトウェア開発支援を実現し、ITの現場に新たな変革をもたらしています。

Geminiの登場で、コードの記述や保守、デバッグから技術文書の作成に至るまで、開発業務が自動化・効率化されるようになりました。

たとえば、Geminiを使えばアプリケーションのテストやバグ修正もAIが支援してくれますし、ユーザーマニュアルや仕様書といった技術文書の作成もスムーズに行えます。

そのため、開発者は本来力を入れるべき複雑な課題や新機能の実装に集中しやすくなりました！

コード支援とレビュー

特徴的なのは「Gemini Code Assist」という機能で、これは無料で使えるAIコーディング支援とコードレビューサービスです。

単なる記述補助だけでなく、スタイル面の問題やバグを自動で検出し、その場で修正版コードを提案するため、開発者は日常的なレビューや細かな修正はAIに任せ、より付加価値の高い課題に集中できます。

このGemini Code Assistは、20種類以上のプログラミング言語をサポートし、幅広い開発現場で利用されています。

クラウド運用の効率化

また、「Gemini Cloud Assist」はGoogle Cloud上でアプリケーションの設計・運用・最適化をAIが支援する機能となっており、クラウドベースでのサービス管理にも力を発揮しています。

さらに「Gemini for Google Cloud（Enterprise Edition）」では、個人開発の枠を超えて、組織全体の技術基盤や運用まで一気通貫で向上させることが可能です。

コラボレーション

加えて、Google Workspace（ドキュメントやスプレッドシート、スライドなど）といった日常の業務ツール上でもGeminiのAIアシスタントが活躍。

これにより、チーム内でのコラボレーションがスムーズになり、業務効率も飛躍的にアップしています。

Geminiはソフトウェア開発の自動化とチームワーク促進の両面で、現場の働き方そのものを大きくアップデートさせているのです！

Gemini CLI

2025年6月末に「Gemini CLI」がリリースされました。

Gemini CLI では、コマンドラインから直接Geminiの機能を利用することができ、エディタやブラウザを介さずにターミナル上で素早くGeminiと対話をすること可能！

開発中のスクリプトやパイプラインにAI機能を簡単に組み込めたり、既存のCI/CDにAIを統合し自動化を進めることができるのです。

Gemini CLIの活用事例

Gemini CLIの登場により、AIがより開発ワークフローの中心に入り込んできました。

エンジニアがAIとコマンドライン上で直接対話し、よりシームレスに開発を進められる時代になりました！

活用例：コードスニペットの生成とテスト

「gemini generate “Pythonでファイルの読み書きを行うコードを生成して”」

コードを生成するのは当たり前のこと、その場で生成されたコードをローカルで即座にテストし、動作確認まで行なうことも！

活用例：ログ解析とバグの原因特定

「cat error.log | gemini analyze “このログからバグの原因と解決策を教えて”」

ターミナル上でエラーログを直接AIに渡し、原因分析や解決策の提案を受け取ることができ、工数の大幅短縮に！

エンジニアのGeminiの活用例

Geminiを業務で普段から使用している弊社（ライトコード）のエンジニアに話を聞いてみました！

WEBエンジニア：こやまん

Geminiはドキュメントの要約や、Slackで投げかける内容が伝わりやすい内容かどうかの確認と公正、ブログに掲載する画像の生成、エラーの分析など、汎用的に利用しており、作業効率の向上に寄与しています。
使い勝手で唯一気になる点としては、時々質問がおうむ返しになる点ですが、今後改善されることを期待しています。

GeminiCLI は頼もしいコマンドラインツールです。
プロジェクトに GEMINI.md を設定するだけで全体像を把握し、開発者をしっかりサポートしてくれます。
機能の実装からテストの作成・実行、さらにレビューまで幅広く対応できるため、まさに開発現場の「チートアイテム」と言っても過言ではないと思っています。

導入も簡単で、Google アカウントでログインするだけ。
誰でもすぐに利用を始められるのは、とても嬉しいポイントです。そしてレスポンスもストレスなくとても満足しています。

現場のエンジニアの声

戦士

へ～！
さすがGoogleのAIね！

スライム師匠

Geminiは、その圧倒的なGoogleエコシステムとの連携力を強みに、多彩な開発支援を実現しているAIツールじゃ！

横山

エンジニアからも「作成した文章やソースコード、設計案などをGeminiに提示し、改善点や別のアイデアがないか、壁打ち相手として利用しています」と、単なる自動化支援ではなく「壁打ち相手」として頼もしく活用している点が印象的！

スライム師匠

Gemini Code Assistは、コーディング補助や自然言語によるコード生成により、「コーディングの高速化と品質向上に貢献している」という声も聞かれるぞ

横山

Googleマップや各種APIとのスムーズな連携もあり、Googleサービスを軸とするアプリ開発では特に大きな力を発揮！
最近では、マルチモーダルAIが「手間が減って時間節約になる」とポジティブに評価されていることも特徴です

戦士