記事を3行で解説
➀トンプソンとパイクは「UTF-8」や「Go言語」を生み出した。
➁Googleでの開発課題を解決するために作られたGo言語は、「単純性」を哲学とし、現代のクラウドインフラを支える覇者となった。
➂二人は現在第一線を退いたが、その技術と精神は世界中のエンジニアに受け継がれ、ITの歴史に名を刻んでいる。
Go言語の生みの親は「神」?
キャリアアップしたいんです!
むしろ”IT界の神々“に触れる良い機会といえる!
ちょっと大げさじゃないですか?
Goを作ったのは、ケネス・レーン・トンプソンとロブ・パイク。
この二人がいなければ、今お前が使っているスマホも、インターネットも、MacもLinuxも存在しなかったと言っても過言ではない!
彼らは「コンピュータサイエンスの生きる伝説」だ!
その好奇心こそエンジニアの資質だ。
よし、今回はまず”ハッカーの中のハッカー”、ケネス・レーン・トンプソンから紐解いていこう!
ケネス・レーン・トンプソン伝説は「ゲーム」から始まった

Go言語の開発者となるケネス・レーン・トンプソンは、1943年アメリカ・ルイジアナ州生まれ。
カリフォルニア大学バークレー校で電気工学とコンピュータ科学を修め、1966年に修士号を取得しました。
彼は単なる秀才ではなく、「作る」ことに憑りつかれた根っからのハッカーだったのです!
その後、彼が向かった先は、当時の“未来の発明工場”といわれたベル研究所でした。
ハッカーを詳しく知りたい方はコチラ!

ベル研究所は未来が生まれた場所
ベル研究所(Bell Labs)を知らずしてITは語れません。
電話の発明者グラハム・ベルの遺産から生まれたこの研究所は、「トランジスタ」「レーザー」「太陽電池」など、現代文明の基盤となる技術を次々と生み出しました。
現在は、ノキアの傘下にありますが、当時は世界最高の頭脳が集まる場所でした。
宇宙旅行のために拾った「ガラクタ」からUnixが生まれた
入社したトンプソンは、同僚のデニス・リッチーらと共に「Multics」という超高性能OSを作ろうとしていました。
しかし、これはあまりに複雑で巨大になりすぎ、プロジェクトは失敗し、打ち切り…
しかし、トンプソンには困ったことがありました。
彼はMultics上で動く「スペース・トラベル(宇宙旅行)」というゲームにハマっており、愛するゲームが遊べなくなってしまったのです…!!
「ゲームができないなら、動く環境を自分で作ればいいじゃないか!」
そう考えたトンプソンは、研究所の片隅に放置されていた旧式のミニコンピュータ「PDP-7」を拾ってきます。
そして、その貧弱なマシンの上で「スペース・トラベル」を動かすために、ファイルシステムや制御プログラムを猛スピードで書き上げました!
これが、後に世界中のサーバーを支えることになるOS「Unix」の原型となったのです!
デニス・リッチーに関してはコチラ!

「好き」を突き詰めるってすごい!
ただ、当初は機能がシンプルすぎたため、多機能な「Multics」をもじって、「Unics(去勢されたMultics)」なんて冗談で呼ばれていた
新たな相棒、ロブ・パイクの登場

Unixが世界を席巻し始めた頃、ベル研究所に一人のカナダ人が現れます。
彼の名はロブ・パイク。
トンプソンより13歳年下の彼は、圧倒的な技術力と、鋭い美的センス、そしてユーモアを持っていました。
二人はすぐに意気投合しました。
トンプソンの教え
二人の関係性を象徴する有名なエピソードがあります。
パイクがバグの原因が分からず、コードとにらめっこしながら悪戦苦闘していたときのこと。
隣にいたトンプソンは、コードを一行も見ずに、ただ静かに考え込み、パイクより先に、「ここがおかしいんじゃないか?」と原因を言い当ててしまったのです。
「バグを見つけるには、コードの細部を見るのではなく、システム全体の構造(メンタルモデル)を頭の中で動かし、矛盾が生じる場所を探すのだ」
とパンクは衝撃を受けました。
トンプソンは言葉で教えるのではなく、背中で「エンジニアの視座」を教えたのです!
パイクもまた怪物
彼は1981年、Unix用の初期のウィンドウシステムを書き上げ、テキストエディタ「sam」「Acme」も開発しました。
これらはマウス操作を大胆に取り入れた、当時としては画期的なものでした。
パイクは他にも、プログラミング言語「Limbo」、Unix用のグラフィカル端末「Blit」、電子メールでの差出人の顔写真を表示する「vismon」なども開発したIT界の”怪物(天才)”だったのです。
UTF-8の誕生

そんな天才2人が世界に残したもう一つの偉業はこれ!
私たちが今、日本語を文字化けせずに見られている「UTF-8」です。
1992年、二人は次世代OS「Plan 9」を開発中でした。
しかし、世界中の文字を扱う必要があり、既存の文字コードは複雑怪奇なものになっていました。
そんな、ある夜、ダイナーで食事をしていた二人。
テーブルにあったランチョンマットの裏に、新しい文字コードの設計図をサラサラと書き出しました。
「可変長にして、ASCIIと互換性を持たせよう」 「1バイト目がこれなら、次は…」
こうして、夕食のついでに設計されたのが、現在Webの90%以上を支える文字コード「UTF-8」だったのです!
天才エピソード!
Go言語の爆誕

時は流れ、ベル研究所を離れた二人は、再び Google で巡り合いました。
2007年9月、Google社内では深刻な問題が起きていました。
Googleのシステムは巨大化しすぎて、C++のコンパイル待ち時間が45分もかかっていたのです。
トンプソン、パイク、そしてロバート・グリーズマーの3人は、ビルドが終わるのを待ちながらイライラしていました。
「今の言語は複雑すぎる。もっとシンプルで、速くて、Google規模の開発に耐えられる言語が必要だ」
彼らはホワイトボードに向かい、新しい言語の設計を始めました!
誰でも理解しやすく読みやすいシンプルなコード
- Pythonのような書きやすさ(生産性)
- Cのような実行速度(パフォーマンス)
- 並行処理が得意(マルチコア時代の覇者)
そして、何よりも大切にした哲学が「Simplicity(単純性)」。
「機能を追加する」ことよりも、「機能を削ぎ落とす」ことに心血を注ぎました。
それはC言語の構文に寄せながらも、誰でも理解しやすく読みやすいPythonのようにシンプルなコードにしたのでした。
こうして2009年、Go言語(Golang)が世に放たれました!
そして、マスコットの「Gopher(ゴーファー)」は、パイクの妻でイラストレーターのレネー・フレンチがデザインしたものです。
このユルいキャラクターも、Go言語の愛される理由の一つです。
Go言語が制覇した世界
発表当初、「クラスの継承がないなんて!」「時代遅れだ!」という批判もありましたが…
- Docker(コンテナ技術)
- Kubernetes(コンテナ管理)
- Terraform(インフラ管理)
これら、現代のクラウドインフラを支える最重要ツールは、すべてGo言語で書かれています。
そして、「Google でしか使えないのではないか」「ユーザーが増えないのではないか」と多くの懸念があったのも事実。
しかし、2013年に Android のアプリ開発に対応した Go1.4 が公開され、YouTube や Dropbox などの、主にベンチャー企業を中心に広まっていきました!
また、2025年には、ソフトウェアコードを品質測定するアメリカの「TIOBE」のランキングで、Go言語は7位にランクイン。
蓋を開けてみれば、トンプソンとパイクの読み通り、「シンプルで速くて並行処理に強い」Go言語は、クラウド時代の覇者となったのでした!
Go言語を学ぶということは、この伝説のハッカーたちの「魂」に触れるということなんだ!
単なる文法だけじゃなく、その背後にある「シンプルであれ」という哲学ごと学びたくなりました
この前、冷蔵庫にとっておいたプリン、食べましたよね?
はい、美味しくいただきました。
2人からの未来へのバトン

現在、ケン・トンプソンはGoogleを退職し、Go開発からは引退。
彼は、趣味の飛行機の操縦や音楽に没頭し、悠々自適な引退生活を送っているとかいないとか…
しかし、彼が書いたコードはGoのコア部分に脈々と生き続けています。
ロブ・パイクもまた、2023年末に正式にGoogleを去り、オーストラリアへ移住しました。
現場の第一線からは退いたものの、Go言語の”精神的支柱“として影響力を持ち続けています。
かつて師弟のようだった二人は、互いにリスペクトし合う最高のバディとして、IT史にその名を刻んだのです!
Go言語エンジニアの年収は?
Go言語は、2026年に入っても変わらずに人気の言語。
そんなGo言語を扱うITエンジニアの平均年収、ちょっと気になりませんか?
Go言語を扱うITエンジニアの2025年における平均年収は、プログラミング言語別ランキングで3年連続1位を記録するなど、依然としてトップクラスの水準を維持しています。
平均年収は、正社員で約 723万円、フリーランスで約 957万円程度といわれています。
日本の平均年収より高い水準ですが、エンジニアの世界には、年収1,500万円超えのポジションもゴロゴロ。
せっかくのスキルを、「なんとなくの年収」で安売りしていないでしょうか?
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