映画『ソーシャル・ネットワーク』をフリーランスエンジニア目線で考えてみる

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

記事を3行で解説

➀映画『ソーシャル・ネットワーク』を、フリーランスエンジニアが「炎上案件」を回避するためのビジネス教科書として解説。

➁映画で描かれたトラブルを、フリーランスが現場で直面する問題と重ね合わせて分析。

➂失敗から学ぶべき「決定ログの記録」「契約での線引き」など、技術以外の重要なサバイバル術を具体的に提案している。

対象:フリーランスエンジニア以外にも読んで欲しい記事


2010年公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』。

Meta社を創業した「マーク・ザッカーバーグ」をモデルに、SNS「Facebook」の設立とそれに伴う訴訟を描いている映画。

「あー、Facebook作った人の話でしょ?」「なんかドロドロしてる話で疲れた…」

そんな風に思っているだけなら、もったいない!

実はこの映画、フリーランスエンジニアが「炎上プロジェクト」や「クライアントとのトラブル」を回避するためのヒントが「これでもか!」と詰まったタメになる教科書でもあります。

開発スキルだけじゃ生き残れない…!

この映画から、シビアなビジネスの現実と「明日から使える」仕事術を盗んじゃいましょう!

目次

映画「ソーシャル・ネットワーク」をおさらい

舞台はハーバード大学。

マーク・ザッカーバーグが寮の部屋で書いたコードが、あっという間に世界を変えるサービスに…!

まさにアメリカンドリーム!

…かと思いきや、話はそう単純じゃありません。

爆速の開発スピード、増え続けるユーザー、巨額の資金調達。

成功の裏側で、彼らは「友情」「お金」「権利」の問題で大モメします。

この映画が描くのは、技術的な成功だけではなく、コードの外側で起きた大事故

所有権、口約束、信用…

そういった「ビジネス設計」の甘さが、彼らを法廷へと引きずり込んでいくのです。

エンジニア目線で「炎上ポイント」を徹底解剖!

映画で起きる混乱は、フリーランスが現場で遭遇する「あるある炎上」とソックリです。

エンジニア目線で、彼らの失敗ポイントを見ていきましょう。

炎上① 仕様変更がカオスすぎ問題

映画の序盤、開発は猛スピードで進みます。

このスピード感はスタートアップに必須ですが、彼らは致命的なミスを犯します。

それは、「今週実装する機能(短期の仮決め)」と「法律や権利関係(ずっと大事な原則)」をごちゃ混ぜにしてしまったこと。

アジャイル開発だからといって、契約や法律まで「あとで考えよう」としてはいけません。

日々のタスクとは別のレイヤーで、根幹となるルールを守らないと、あとで取り返しのつかないことになります。

炎上② 「誰が決めるの?」が曖昧すぎ問題

この映画、最大の炎上ポイントはコレ。

最終決定権は誰にあるの?」が超フワフワ。

CEO(ザッカーバーグ)、CFO(サベリン)、メンター(パーカー)が、それぞれ違う方向を見て、勝手にGOサインを出しまくります。

そりゃあ衝突しますよね。

これは、「誰がOKを出したら実装に進んでいいか」を決めていないプロジェクトと同じ。

エンジニアがAPIの仕様を厳密に決めるように、「誰が」「何を」決めるのかも、コード並みに厳密に設計しないと危険です!

炎上③「あれもこれも」で軸ブレブレ問題

Facebookがなぜ勝てたのか?

映画では、彼らが「やらないこと」をハッキリ決めていた点が描かれます。

ライバルが広告や派手な機能を追加する中、彼らは「人と繋がる」というコア価値に集中し、ブランドを磨きました。

フリーランスも同じです。

クライアントの「あれも欲しい、これも欲しい」に全部応えるのが良いエンジニアではありません。

「その機能、プロダクトのコア価値からズレてませんか?」と、時には「捨てる」提案ができるエンジニアこそが、本当に価値ある存在です。

炎上④「言った言わない」の証拠なし問題

映画の後半は、ほぼ法廷劇。

「あの時こう言った!」「いや、聞いてない!」のオンパレード。

なぜこうなったか?

記録(ログ)がなかったからです。

「いつ、誰が、何を決定し、誰が承認したのか」。

この監査可能性(あとから検証できること)がゼロでした。

健全なプロジェクトは、必ず決定のログが残っています。

口頭での決定は、後で必ずトラブルの種になりますよ!

明日から使える!フリーランスのための「サバイバル術」3選

『ソーシャル・ネットワーク』の失敗を反面教師に、フリーランスが今すぐ実践すべきアクションを3つ紹介します!

➀「決定ログ」で証拠を残そう!

口約束はダメ、ゼッタイ。

Slackの会話も流れていきます。

プロジェクトで何か重要なことが決まったら、必ず「決定ログ」を残しましょう。

NotionやGoogleスプレッドシートに、以下の5行をメモるだけ。

これだけで未来の自分を救えます。

  • 背景:なんでコレ決めるの?
  • 選択肢:他にどんな案があった?
  • 決定:で、どうなった?
  • 合意者:誰がOKした?(クライアントの○○さん)
  • 再検討条件:いつ見直す?

②仕様変更は「窓口」を1つに絞ろう!

クライアントから、Slack、メール、電話、時には立ち話…

と、色々な場所から仕様変更が飛んでくると、絶対に管理漏れが起きます。

仕様変更のご依頼は、すべてBacklogのチケットでお願いしまーす!

最初にこのルールを宣言しましょう。

Slackで依頼が来たら、「お手数ですが、チケット起票をお願いします!」と誘導する。

この一手間が、あなたを守ります。

➂契約書で「どこまでやるか」を線引きしよう!

映画で一番モメた「権利」と「約束」。

フリーランスにとって、これは「契約書」の話です。

特に「どこからどこまでが今回の成果物か?」は、息を吸うように明確にしましょう!

  • コードの権利(知財)は誰のもの?
  • 成果物はソースコードだけ?
  • テストコードは書く?(別料金?)
  • 設計図運用マニュアルは含む?

これらを契約の冒頭でハッキリ線引きしておくことが、クライアントとの最高の信頼関係に繋がります。

ソーシャル・ネットワークは、「技術スキルだけじゃ、プロジェクトも自分自身も守れないよ!」と教えてくれる、最高のビジネス教科書です。

卓越したコーディングスキル。

そして、クライアントと「きちんと決める」合意設計スキル。

この両輪を持つ「最強のフリーランスエンジニア」を一緒に目指しましょう!

最強のフリーランスエンジニアの平均収入は?

マーク・ザッカーバーグのような天才が今のITの可能性を引き上げ、今や、ITエンジニアは不可欠な存在となりました。

そして、2025年現在、フリーランスエンジニアの平均年収は全体の平均値は約765万円まで上昇しました。

さらに、年収1000万円を超える人は全体の7.5%もおり、しっかり稼げている人がサラリーマンよりも多い割合です。

最強のフリーランスエンジニアは、1500万、2000万円という案件を獲得できてしまいます。

現在、会社員エンジニアの方も、フリーランスになることで高収入を目指せる可能性が高い世界なのです。

——でも、フリーランスになるのは不安。しかも、どうやって仕事を獲得すればいいんだ…!?

そんなエンジニアにとって、頼もしいパートナーとなるのが「エージェント」の存在です。

高単価の優良案件をあなたに代わり獲得し、あなたがエンジニアの仕事だけに集中することができるように二人三脚で全力でサポートするのが、エージェントの仕事です。

エージェントの仕事

  • 案件獲得までの営業を完全代行
  • 本業だけに集中できるようにサポート
  • 案件の利益が最大限になるように交渉してくれる

エージェントと契約するということは、あなたの収入を引き上げる契機でもあるのです!

エージェントによって手取りが変わる!?

エージェントを利用することで高単価の仕事が獲得できたとします。

しかし、一般的なエージェントでは、報酬から25%程度のマージン(手数料)を取られてしまうのはご存じですか?

そうです。高年収を目指すにはマージンが低ければ低いほど手元に残るお金は増えますが、この部分はエージェントによりブラックボックスとなっており、あなたに開示されることはほぼありません。

エージェントサービスの手数料は一定ではなく、選ぶ業者によって、あなたの手取りが大きく上下することは、まずは知っておいていただきたい点の1つです。

そんな収入UPを目指す方のために、「マージンが最大10万円」という業界最安水準のエージェントサービスがあります。

この利益還元を重視したエージェントサービスを運営しているのは、現在、15期目のIT企業「ライトコード」。

代表は当時、フリーランスとして大手有名WEBサービスなどで活躍していました。

その中で、自身も不透明なマージンや労働環境に苦しんだ経験がありました。

業者によってマージン率は非公開で、報酬の内訳を公開していないことがほとんど。

未だに旧態依然とした状態が続く業界に一石投じるために、エンジニアへの利益還元と透明性を最優先に考えてスタートしたのが「ITANKEN(IT案件.com)」です!

エンジニアの手取りUPを実現させる5つのお約束

ITANKENのポイントはこの5つ。

①マージンが最大10万円で業界最安値水準記事
②支払いサイトは15日で業界トップクラス記事
③公平性と透明性を重視したお取引記事
④エージェントは人柄を重視記事
⑤開発責任者は元フリーランス記事

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