【資金調達】フリーランスエンジニアの融資が必要になるリアルなケース6選

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

この記事を3行で解説

➀フリーランスエンジニアの資金調達が必要になるタイミングを6つ具体例付きで解説。

➁特に資金繰りが難しくなりがちな時期や費用の内訳、調達手段を詳しく紹介。

➂日本政策金融公庫や自治体支援、クラウドファンディングなど多様な資金調達方法も網羅。


編集長の居残り補習教室

編集長編集長
前回、資金調達について勉強してどうだった?
カトウカトウ
私はフリーランスエンジニアですが「どんな時に融資が必要なのか?」いまいちよく分からなかったです。
にゃん八にゃん八
フリーランスエンジニアは、PCと机があればできる職業ではある。
しかーし!資金がショートしてしまう思わぬ落とし穴はあるぞ
カトウカトウ
ええ!
ホントに!?
にゃん八にゃん八
その時期を資金調達で乗り越えるわけだ。
資金のショートは、フリーランスエンジニアとしての転落を意味するからな
編集長編集長
そうなのよ、カトウちゃん!
今回は資金調達の記事の補習として、フリーランスエンジニアが融資が必要になるリアルなケースを見ていきましょう!
目次

① 開業時の初期費用が足りない

ケース例PCやソフト購入、開発環境整備、名刺、HP作成など
対策日本政策金融公庫の「創業融資」はこのケースにぴったり

「開業時の初期費用が足りない!」

実はそれ、多くのフリーランスエンジニアがぶつかる壁です。

特に、まだ開業前の方はいきなり独立して、「開業するだけでけっこうお金かかるじゃん…」となってしまう前に確認しておきましょう!

開業時にかかる代表的な初期費用

目安として、少なくとも 20~50万円程度 は見ておくと安心です!

項目費用目安備考
高性能PC・モニター等15~30万円MacBook Proや開発環境に応じて変動
ソフトウェア・SaaS月5,000~2万円Adobe、JetBrains、Github Copilot、Notionなど
開発環境・サーバー代月1,000~1万円AWS・VPS・ドメイン・SSLなど
ホームページ作成3~10万円外注する場合。自作ならドメイン+サーバー代のみ
名刺・ロゴなど5,000~3万円デザイナーに依頼する場合もあり
会計ソフト月1,000円前後弥生・freee・マネーフォワードなど
書籍・学習教材1万~5万円スキルの棚卸し+足りない知識の補完
オフィス費(必要な方のみ)月数万コワーキングスペース利用などで圧縮化

資金調達➀日本政策金融公庫

​日本政策金融公庫の「新創業融資制度」は2024年3月をもって廃止されました。

​現在は、後継制度として「新規開業・スタートアップ支援資金」が提供されています。​​

対象者は、新たに事業を始める方または、事業開始後おおむね7年以内の個人・法人。

新制度では、融資限度額の拡大や自己資金要件の撤廃など、フリーランスの方にとっても利用しやすい内容となっています!

旧:新創業融資制度 新:新規開業資金
融資限度額 最大3,000万円
(運転資金1,500万円まで)
最大7,200万円
(運転資金4,800万円)
自己資金要件原則 1/10 以上必要撤廃
担保・保証人原則不要原則不要
返済期間設備資金:15年以内
運転資金:7年以内
設備資金:20年以内
運転資金:10年以内
据置期間最大2年 最大5年

資金調達➁地方自治体の開業支援制度

地方にも「創業支援補助金」や「スタートアップ支援制度」がある場合があります。

条件を満たせば、HP作成費用や備品費の補助などが出ることも!

全国の自治体が行っている起業支援制度を検索するには、以下のサイトが便利!​

移住ジョイン
全国の自治体が行っている起業支援などの各種支援制度を検索できます。 ​

事業計画書のイメージ(ざっくり)

■ 事業内容:
Reactを用いたWeb開発を中心としたフリーランスエンジニア業
■ 開業目的:
在宅ワーク需要の拡大、既存スキルを活かして自由度の高い働き方を目指す
■ ターゲット:
Web制作会社、スタートアップ、SaaS事業者
■ 初年度売上見込み:
月40万円 × 12ヶ月 = 480万円
■ 必要経費:
PC 25万円、ソフト・学習費 10万円、会計・HP・広報費 5万円
■ 自己資金:
現在、30万円あります。不足分50万円の融資希望

② サービス・アプリなど自社プロダクトを開発したい

ケース例オリジナルのSaaS、Webサービス、アプリなどを作る費用
対策外注費や広告費の先行投資に充てるため、融資やクラウドファンディングも有効用

サービス・アプリなど自社プロダクトを開発して、「スケーラブルで持続可能な収益源を作りたい人」にとって、資金調達は超重要なテーマ。

ここをうまく進めることで、「時間を切り売りする働き方」から脱却できるチャンスにもなります。

なぜ自社プロダクトを作るのか?

メリット内容
時間と収益を切り離せる不労所得 or ストック型の収益モデルへ
自分のブランドができる他のエンジニアとの差別化になる
法人化・売却などの出口戦略が持てるVCやM&Aも視野に入る場合がある
好きな領域・価値観で開発できるクライアントの指示で動く必要がない

自社開発にかかる主な費用

もちろん、「開発期間がどのくらい必要になるか」のあなたのスキルにより大きく前後します。

案件をこなしながら開発することも可能ですが、ざっくりの目安として「100万円~」以上は見ておくほうが無難と言えるでしょう!

項目費用目安補足
開発時間の生活費数十万円~自分が開発に集中する期間の生活費が必要
デザイン費用5万~30万円ロゴ・UI/UX・LPなど外注する場合
外注費用数万~数十万円サーバー、モバイル対応、テストなどを委託
広告費1万~数十万円SNS広告、検索広告、プレスリリースなど
サーバー・SaaS月1,000~1万円Firebase、Heroku、AWS、Stripeなどの運用費
法人化コスト株式会社:約25万円
合同会社:約10万円
信用を得るため、または、将来を見据えて法人化する場合

資金調達の選択肢

資金調達ポイント
融資(公庫や銀行)プロダクトの構想を「事業計画書」で見せる
クラウドファンディング共感・ファンを集めて、開発費・拡散費用を調達。ターゲットを明確化し、ストーリー性やビジュアルを魅力的に演出する
エンジェル投資家・VCスケール前提で大きく勝負したい場合に活用しましょう。ピッチ資料・グロースプランなど必要。プレッシャー強め。
補助金(IT導入補助金・持続化補助金)事業計画をちゃんと作ること。返済不要なのが強み

③ 空白期間(案件が切れた・契約終了)に備えたい

ケース例継続案件が急に終了して、次回の案件探しに営業が間に合わない
対策一時的な生活費やキャッシュフローの確保として短期融資を検討

「空白期間」は、フリーランスエンジニアの最大の不安要素のひとつ

固定費が高い場合は、月単価が高くても「1ヶ月案件がないだけで資金ショート」なんてことも起きやすいので、資金調達の視点がとても大切です!

まずは、支払いサイトを理解しておきましょう!

なぜ「空白期間」が起きやすいのか?

平均的な案件の切れ目は「2週間~2ヶ月」と言われています。(個人差あり)

ここを「無収入」で過ごせるだけの備えが必要

空白期間に備えた「心のバッファ」を持っておきましょう!

要因詳細
案件の終了プロジェクトの完了・契約終了・予算都合など
マッチング遅れ次の案件がすぐ決まらず、営業が長期化
技術ミスマッチスキルが偏っていて需要と合わない
体調不良・家庭事情フリーランスだからこそ無理が効かない

空白期間の対策

小口融資(つなぎ資金として)

金利が低いため、日本政策金融公庫からの融資などを利用しましょう!

クレジットカードの「キャッシング」や「カードローン」もありますが、金利が高いので最終手段として利用しましょう!

【書き方の例】
毎月の固定支出は20万円。案件の谷間が最大2ヶ月空くことを想定し、40万円の運転資金を確保しておきたい。そのため、自己資金20万円+融資20万円を申請する。

売上があるうちに「生活防衛資金」を作る

「生活費6ヶ月分」があることが理想といえます。

そのため、毎月固定額を分離して貯金しておくのがオススメ!

収入の柱を「分散」しておく

「受託×ストック型」のハイブリッドが、フリーランスエンジニアをはじめたての場合はオススメ。

収入の柱を分散する方法は、様々あります!(以下は例)

方法説明
技術ブログやYouTube収益ストック型の広告収入・ファン獲得
技術書・教材販売(note・Udemy)自分の得意分野でコンテンツ販売
スキルシェア(MENTA・ココナラ)案件がなくても、単発収益源に
自社プロダクト・アプリ少しでもサブスクや課金なそで収益化できれば◎

案件の「空白」が出ない営業フローを仕組み化

案件が終わる1~2ヶ月前から営業再開が理想です。

営業が苦手な方は「エージェント」に登録することで、案件営業を完全に代行してもらうこともできます。

また、案件が決まるまでは無料の場合がほとんどのため、エージェント登録は複数に登録しておきましょう!

あとは、自分で受注できる体制を構築しておくことで、別の収入を得る手段を作っておきましょう。

エージェントの複数登録についてはこちらの記事もチェック!

空白期間のメンタル対策

状態対策
案件がなく不安「何もしていない日」を作らない
(学習・営業・副業)
自信がなくなる成果物の棚卸しをして実績を「見える化」
焦って単価を下げる一時的な副収入や融資で心を落ち着けて判断

案件が途切れる前提で、「つなぎ融資」「防衛資金」「副収入」でのリスクヘッジを忘れずに。

精神的に余裕がないと、「単価ダウン・悪条件の案件」に繋がりやすくなってしまいます。

④ 法人化に伴う資本金・設備費用

ケース例法人登記、税理士報酬、社会保険加入など初期コストが発生
対策創業融資+自治体の創業支援制度を使うと◎

フリーランスから「法人成り」を考える人にとって、非常に現実的で重要なテーマ。

例えば、法人化することによって、確定申告も個人レベルで対応できなくなり、税理士を雇わないと難しくなってきます。

さらには、税理士費用も個人の時と比べて、2~3倍以上になることも。

税理士だけでもこれだけ変わってきますので、法人化後の資金管理はとても大切になってくるのです。

例えば、法人化するだけで、このような費用が発生します

項目相場(ざっくり)備考
登記費用(登録免許税など)約15万円自分でやれば安く、専門家使うと+α
定款認証約5万円公証役場での作業費用
税理士・社労士への報酬約5〜10万円必須ではないが使う人も多い
資本金1円〜可能
(推奨30万円〜100万円)
信用・資金繰りのためある程度必要
備品・機材・PCなど10〜50万円法人名義で揃える人も多い
オフィス・住所利用料月5,000〜数万円バーチャル or 賃貸物件の法人契約など
社会保険給与により変動代表者が給与をもらう場合

よくある「法人化時の資金ニーズ」

「法人化に伴う初期費用と立ち上げ期の運転資金として必要」
「自社サービスの収益化まで3ヶ月間は赤字なので、その間のつなぎ資金が必要」

など、タイミングと理由のセットで説明すると融資が通りやすくなるはずです。

タイミング資金調達方法メモ
設立前自己資金 or 親族借入登記費用・資本金原資などに使う
設立後すぐ公庫の創業融資金利低め、実績なくてもOK
設立後半年〜・信用保証協会付き融資
・IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金など
売上実績が出てから

資本金の準備(融資対象になりやすい)

資本金は「自由に使える会社のお金」で、登記後に事業資金や人件費に使用することができます。

資本金は1円から可能ですが、信用面から100〜300万円が現実的なラインと言えます。

また、社会保険(厚生年金・健康保険)にも、給与を支払うと強制加入となります。

「月45,800円の役員報酬」を設定した場合でも、月額社会保険料 約23,000〜24,000円が発生します。

開業後3〜6ヶ月の運転資金

オフィスの契約「ノートPC」「モニター」「ソフトウェア」などの備品を法人名義でする必要があります。

また、仕事を受注しても、入金は1ヶ月後になることが基本。

法人化によって、個人の時よりも固定費も多くなる可能性が高いため、資金がショートしないように資金管理には注意しましょう!

⑤ 外注・チーム化にコストがかかる

ケース例大型案件を獲得したけど、リソースが足りずエンジニアを外注しないといけない
対策外注費と案件の報酬のタイミングのズレを融資で吸収して、納品後に回収

フリーランスエンジニアとして成長してくると、クライアントにとっても大きな戦力として認められ、「高単価・長期案件」「複数の案件を同時に受けられる」ようになってきます。

すると、外注やチーム化を検討することになるでしょう。

「外注・チーム化」は、フリーランスエンジニアが一段ステージを上げて「自分の時間を解放する」タイミングでよく出てくるお金の悩みです。

外注・チーム化 =「成長に必要なコスト」です。

なぜ外注・チーム化でお金が必要?

仕事の規模が大きくなり、1人で限界を感じてきたら、チーム化が必要になります!

それによって大きなメリットが得られます。

メリット説明
自分の時間を創出できる営業・学習・新規事業に使える
複数案件の同時進行が可能案件単価を落とさず量を増やせる
クオリティの安定専門特化の外注パートナーが頼れる
スケーラビリティ法人化・チーム化に向けた第一歩

よくある「外注・チーム化」のパターン

タイプ単価相場(目安)
デザイン外注LP・UIなど5万〜30万円/件
コーディング外注HTML/CSS・Vueなど3万〜20万円/件
テスト・QA手動テストなど2,000円〜/時間
PM・進行管理案件窓口・進捗管理月5万〜20万円
業務委託エンジニア複数人での案件受注30万〜100万円/月
バックオフィス経理・請求書・事務など月1万〜5万円

なぜ「融資」が必要になる?

➀外注費と報酬のタイミングにズレ

外注費は、先払い(または納品直後支払い)が多いのに対し、案件報酬は月末締め・翌月末払いなどが一般的。

「支払い → 報酬の入金」までに、1〜2ヶ月のタイムラグがある!

自分ひとりのリソースで回していた仕事を「他人に任せる」ことで、当然大きなコストが発生します。

「報酬が入るのが完了後の1〜2ヶ月後で、手元の現金が先に尽きてしまう」
「外注の支払いが案件の報酬の前になってしまい、キャッシュフローが回らなくなった」

案件を進めている間も「外注費」「生活費」「開発環境費」などの支払いがあることをお忘れなく!

このように外注・チーム化が進むほどに資金ショートのリスクが高くなります。

➁複数案件により資金管理が疎かに

複数案件を同時進行することで、入金サイクルはバラバラになります。

例として、こんな案件

内容金額請求・入金サイクル
Webアプリ開発(3ヶ月)90万円(30万円×3)月末締め → 翌月末入金
大手との業務委託(6ヶ月)月単価60万円月末締め → 45日後入金
要件定義+設計+開発パッケージ一括120万円完了後一括請求 → 翌月末

案件を複数獲得するで、入金サイクルが「納品後の翌月末」「納期後の45日後」などバラバラに。

忙しくて、資金管理を怠けていると、いつの間にか「現金がなくなってしまっていた」という場合も…!

つまり…一時的に「売上はあるのに、手元にお金がない」状態に。

複数の案件を抱えることで、月に入ってくる報酬も多くなりますが、固定で発生する経費も増加していることをお忘れなく!

資金調達の選択肢

資金調達の際は、【契約書】や【発注書】など、受注を証明できるものがあると良いでしょう。

キャッシュフロー表を作成し、資金不足になる時期を「見える化」してアピールするのも◎

「今後の入金が確定している」= 返済能力が高いと判断されやすく、資金調達ができる可能性が高まります。

方法特徴
日本政策金融公庫無担保・無保証で100〜300万円規模も可能
フリーランス向けファクタリング請求書を早期現金化(入金待たずに現金確保)
クレジットカードのキャッシング、カードローン緊急時に使う場合も。ただし金利が高いので計画的に!

以下は、資金用途の例

シチュエーション資金用途の例
チーム体制で大型案件を受注した外注費用50万円を前倒しで払うため
開発支援で複数名体制にしたい3ヶ月分の外注費150万円を確保するため
自社サービス開発で副業エンジニアを雇いたい月10万円×6ヶ月=60万円必要なため
業務委託を固定で抱えるようになった生活+人件費で毎月のキャッシュフローが逼迫するため

一時的に自己資金がマイナスでも、売上予測が立っていれば融資は通りやすいといえます。

「人件費 → 収益化までのタイムラグを埋める」ための融資は、立派な運転資金の用途になります。

【書き方の例】
外注エンジニアの稼働開始に伴い、納品前に月30万円×2ヶ月分(60万円)の支払いが必要。
案件の売上入金タイミングは納品後翌月末のため、短期運転資金が不足する見込み。
また、案件拡大に伴い、PM・テスト担当の外注も追加で検討しており、初期3ヶ月で合計100万円の資金を確保しておきたい。

⑥ 自己投資(スキルアップ・資格取得)でまとまった費用が必要

ケース例AI、機械学習、英語などの専門スクールに通いたい
対策学費目的の資金計画+将来の単価アップ見込みで返済計画を組む

フリーランスエンジニアとして活動していくうちに、技術の進化やクライアントニーズの変化に対応するため、スキルアップや資格取得をする必要が多いはず。

そうなると、フリーランスエンジニアの「自己投資」には大きな資金が必要になることがほとんど。

また、本当の意味で自身のスキルにするには、膨大な時間がかかるはずですので、資金調達を上手く活用しましょう!

自己投資費用の例

自己投資内容費用例支払いタイミング
プログラミングスクール受講10万〜50万円受講時に全額支払い
資格取得(AWS認定など)1万〜3万円試験料+教材費
技術書購入5,000円〜3万円月単位で積み重なる
セミナー参加費1万〜5万円/回参加前に支払い
カンファレンス参加費2万〜10万円事前申し込み費用
Udemyなどのオンライン講座2,000円〜10万円講座購入時

どうして「自己投資で資金が詰まる」のか?

方法特徴
自己投資に必要な額がまとまっているスキルアップには数万円〜数十万円かかるが、すぐに収益に結びつかない
自己投資中の収入の減少新しいスキルを学ぶために案件数を減らした場合、収入が減少することもある
自己投資が直接的な収益に繋がるまで時間がかかる学んだスキルで得られる案件がすぐに来るとは限らず、効果が現れるまで数ヶ月かかることも
先行投資のために手元の資金を確保する必要がある学びのために前払いが必要で、その間の生活費や運転資金が確保できない

資格取得や技術書、セミナー・スクール受講料には、数万円〜数十万円のまとまった金額がかかることがほとんど。

さらには、自己投資中は、新しいスキルや資格の習得に時間をかけているため、その間にフルで案件をこなせるわけではありません。

そのため、案件が減少したり、短期間のスキル習得のために外注にお任せする部分も増える場合も。

また、学んだスキルですぐに高単価案件に結びつけられるわけではなく、数ヶ月後または数年後にようやく報酬に繋がることもある業界です。

そのため、自己投資中のキャッシュフローが一時的に苦しくなることが多いのです。

資金調達の選択肢

方法特徴
日本政策金融公庫創業融資や事業資金として、新たなスキル取得や資格取得にかかる費用を申請できることがあります。
クレジットカード(分割払い)まとまった金額をカードで一括決済して、分割払いやリボ払いで支払う方法もあります。ただし、金利に注意。
ファクタリングもしも案件の請求書がある場合、ファクタリングを使って、請求金額を早期に現金化することができます。自己投資にかける資金を短期間で確保する手段として有効。
クラウドファンディングスキルアップや自己投資のためのクラウドファンディングを実施することもできます。自社サービスや独自の技術をアピールし、支援を受ける形が有効です。
短期的なローン(カードローンなど)短期的な資金調達が必要で、自己投資がすぐに利益に結びつくと見込める場合、カードローンやローンを利用するのも一つの方法です。

【書き方の例】
スキルアップのために、AWS認定資格を取得するための学習と、スクール受講費用として30万円を使いたいと考えています。
受講後に新たな案件を獲得し、スキルを活かして高単価案件を受注する予定で、取得後3ヶ月以内に回収を見込んでいます。

編集長編集長
フリーランスエンジニアをしていると、いろんなタイミングで「お金が足りない!」という場面に直面するはず。
特に事業を始めたばかりの時はなおさらです
カトウカトウ
そんなときに融資を活用すれば、資金面での不安を解消するわね
にゃん八にゃん八
ただし、実は、生活費を融資でカバーするのは難しいことが多いから注意だぞ。
特に金融機関はボランティアではないので「どうやって返してもらうか」が重要だからな
編集長編集長
生活費は利益を生むものではないため、融資を受けるのは難しいと判断されがちですね
カトウカトウ
比較的、借りやすいのはカードローンですかね?
でも、生活費を補うことはできるかもしれないけど、金利が高いからあまり借りたくないな…
編集長編集長
だから、生活費は毎月決まった額を貯めておくことがオススメ!
にゃん八にゃん八
半年分の生活費を確保しておくのがいいな
編集長編集長
そのためには、まずは「あなたが毎月どれくらいの生活費が必要か」をしっかり把握しましょう!
カトウカトウ
ピンチの時に限って、パソコンが壊れたとか、病気になったとか、不幸が重なるものよね
にゃん八にゃん八
そうだぞ!
カトウも遊びたい気持ちは分かるが、そうなった場合も考えて、多めに資金は準備しておくんだぞ
カトウカトウ
今回はフリーランスエンジニアとして、勉強になりました💡
前もって様々想定しておけるので、安心しました~!
編集長編集長
良かった!
事業を進める上で計画的にお金を管理しつつ、必要に応じて融資をうまく活用していきましょう!

資金調達をもっと活用しよう!

ビジネスにおいてお金は血液ですので、資金調達は大事な要素

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②支払いサイトは15日で業界トップクラス(記事
③公平性と透明性を重視したお取引(記事
④エージェントは人柄を重視(記事
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