請求書を送ったのに入金がない!未入金・未払い時の催促方法を分かりやすく解説

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

記事を3行で解説

➀報酬未払いに遭った場合、まずは冷静に丁寧なリマインドを行い、それでも支払いがない場合は内容証明郵便や法的措置を検討する。

➁感情的な連絡やSNSでの告発はトラブルを悪化させるため避け、段階を踏んだ対応が重要。

➂未払い予防には契約書の締結、請求書の記載徹底、高額案件の分割請求など事前対策が有効で、2024年施行のフリーランス新法も支払い遅延への罰則を強化している。


編集長の居残り補習教室

カトウカトウ
むむ…!?
今月の報酬が振り込まれていない…!
にゃん八にゃん八
報酬の「未払い」はフリーランスとして仕事をしていると、たまに遭遇してしまうかもな
編集長編集長
納品まできっちり終えたのに肝心の報酬がなかなか振り込まれないというケースね
カトウカトウ
…本当にあるんですね!
振り込んでくれないまま逃げられるのでは?」と、今、焦りと不安でいっぱいです…
にゃん八にゃん八
でも、慌てて感情的な連絡をしてしまうのはNG
対応を誤ると、せっかくの関係がこじれてしまう可能性もある
編集長編集長
この記事では、請求書の記事を深堀りして「請求したのに支払われない」というトラブルについて、原因や対処法、そして未然に防ぐための工夫を、具体例をまじえてわかりやすく解説しますよ!
目次

「請求書を送ったのに支払われない…」そんな時の対処法

請求書を送ったのに、報酬が払われない。

そんな場合、 焦らず冷静に対応することが大切です。

  • ➀「やんわり」と確認
  • ➁少し強めの対応を考える

まずは「やんわり」確認する

支払い期限を過ぎているけど、支払われていない…。何かトラブルがあったのか?

そう思ったら、 まずは 丁寧なリマインドを送りましょう!

リマインドメールの例

件名:◯◯様(◯月分請求書)のお支払いについて

◯◯株式会社  
◯◯様  

お世話になっております。  
フリーランスエンジニアの◯◯です。  

先日お送りした◯月分の請求書について、  お支払いの確認が取れておりませんので、ご確認いただけますでしょうか?  
念のため、請求書を再送いたします。  
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡ください。  

何卒よろしくお願いいたします。  
◯◯(自分の名前)  

この時点では、決して強い口調で催促しないのがポイント!

取引先が単に振込を忘れているだけのケースも多いので、まずは優しくリマインドが大事。

それでも支払いがない場合は?

何度かリマインドしても支払いがなければ、少し強めの対応を考えます。

  • 内容証明郵便で請求書を再送
  • 契約書を確認して法的措置を検討

内容証明郵便で請求書を再送するか、契約書を確認して法的措置を検討しましょう。

内容証明郵便とは?

「◯月◯日に請求書を送付し、お支払い期限を過ぎているため、至急お振込みをお願いいたします。」

といった内容を郵便局を通じて送る方法で、 正式な証拠になります。

それでも支払いがない場合は、弁護士や法テラスに相談するのも一つの手!

法テラス:https://www.houterasu.or.jp

未払い時にやってはいけない対応とは?

編集長編集長
未払いが起きると、つい焦ったりイライラしたりしてしまうもの!
でも、そんな時こそ冷静さが大切!
にゃん八にゃん八
下の2つは、トラブルをこじらせる原因になるので要注意だぞ!

➀感情的なメッセージを送ってしまう

カトウカトウ
相手に「いつまで待たせるんですか?」「本当に払うつもりあるんですか?」と送り付けてもいいですか?
編集長編集長
怒りたい気持ちは気持ちはわかります!
でも、強い言葉は相手の心を閉ざしてしまい、支払いの遅れがさらに長引くこともあるのでやめましょう
にゃん八にゃん八
丁寧で落ち着いたやりとりが、結果的に早く解決する近道だぞ!

➁SNSなどに書いてしまう

カトウカトウ
「支払いされてません!」とSNSに投稿して、イライラを発散させてもいいですか?(笑)
編集長編集長
SNSに書きたくなる気持ちも分かりますが、絶対にNG!
これは名誉毀損や信頼関係の悪化など、別のトラブルを生むリスクが高くなるので注意
にゃん八にゃん八
どうしても解決しないときは、法的な相談機関や弁護士に冷静に相談するのがベストということを忘れないように
編集長編集長
未払いがあった場合は、リマインド → 書面での請求 → 法的措置の検討 という流れを意識して、落ち着いて対応するのが大切です

未払いを防ぐためにできる事前対策

2024年に成立したフリーランス新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)では、フリーランスの立場を守るためのルールが新たに整備されました。

その中でも注目すべきポイントが、報酬の支払い遅延への罰則強化です。

これまでは、請求しても支払いが遅れても泣き寝入りせざるを得ない状況もありました。

今後は契約書を交わしていたにも関わらず、支払いが遅延した場合には行政指導や罰則が科される可能性も出てきました。

フリーランス新法についてはこちら

フリーランスを守る環境が整備されてきましたが、まだ完全に大丈夫とは言い切れません。

そこで、未払いトラブルが発生してから対応するよりも、起こらないように備えることが一番の防御策。

ここでは、フリーランスとして仕事を受ける際に押さえておきたい3つの予防策をご紹介します。

  • ➀契約書や発注書はトラブル防止のお守り
  • ➁請求書には、支払い期限と振込先はしっかりと
  • ➂高額案件は「分割請求」でリスク分散

➀契約書や発注書はトラブル防止のお守り

仕事を始めるとき、「メールでやり取りしたから大丈夫」と、そのまま進めてしまうことはありませんか?

特に初めてのクライアントさんや、知人からの紹介案件だと、「信頼できそうだから」と気を抜いてしまいがち。

でも、どんな相手でも「書面に残す」ことが大切!

信頼関係があるからこそ、万が一に備えておくのがプロの姿勢。

たとえば、簡単なものでいいので、以下のような内容を契約書や発注書にまとめておきましょう!

  • どんな仕事をするのか(納品物や作業の範囲)
  • 納品の期限はいつか
  • 報酬はいくらで、いつまでにどこに振り込んでもらうのか

たったこれだけでも、あとで「そんな話してなかった!」と揉めるリスクが減ります。

契約書=堅苦しいもの」と思いがちですが、あなた自身を守る「おまもり」みたいなもの。

これからお仕事が増えていく方こそ、書面でのやり取りは習慣に!

➁請求書には、支払い期限と振込先をしっかり書こう!

請求書は、ただの事務作業と思われがちですが、きちんとお金を受け取るための大事なお知らせ。

最低限、これだけはしっかり書いておきましょう!

・支払い期限
例:「〇月〇日までにお振込みをお願いいたします」など、わかりやすく期日を明記。

・振込先の口座情報
特に個人名義の口座の場合は、屋号+名前などセットで記載すると、相手が安心して振込できます。

・税区分の明記
消費税が含まれているのか、非課税なのか、インボイスに対応しているのかなども、ちゃんと書いておくと親切です。

また、PDFで請求書を送るときは、メールの件名や本文にも「支払い期限」を一言添えておくとスマート。

ちょっとしたひと手間が、未払いトラブルの予防にもつながります。

伝えたつもりで終わるのではなく、誰が見てもわかるように書くのがコツ!

請求書の書き方が分からない方はこちら

➂高額案件は「分割請求」でリスク分散

金額がちょっと大きめな案件の場合、一括請求だけじゃなくて分けて請求するのがおすすめ。

分けて請求することを「分割請求」と言います。

たとえば

着手金(報酬の30〜50%)契約が決まったら、まず先にいただくお金
残金(納品後に請求)仕事が完了したタイミングで、残りを請求

こうしておくと、「納品したのに連絡がつかない」なんて最悪の事態も防げますし、手元にお金が少しでも入っていると、安心して作業に集中できます。

それに、着手金をちゃんと払ってくれるかどうかは、相手の本気度をはかる目安にもなります!

お互い気持ちよく仕事を進めるためにも、「分割請求」をぜひ取り入れてみてくださいね。

支払いトラブルが起きやすいケース別リスクと対策

カトウカトウ
はじめてお仕事を受けたときって、契約書や発注書をおねがいするのも気が引けて…
編集長編集長
でも、それが未払いのリスクを高めている大きな要因になります。
契約書があるだけで、あとから「言った・言わない」になったときの強い味方になるんです!
にゃん八にゃん八
たとえ信頼できそうな相手でも、「発注書をいただけますか?」と必ず一言入れるクセをつけないといけないぞ!
編集長編集長
あとは、ある程度経験がついてくると、「あの会社は大丈夫」「今までも問題なかったし」と、契約周りの確認をおろそかにしがちだと思います
にゃん八にゃん八
信用できる会社だとしても、会社側の事情で急に支払いが遅れることは珍しくないからな。
特に繁忙期などでやり取りが雑になっていると、支払い漏れが発生することもある
編集長編集長
「忙しいときこそ、書面での確認を怠らない」ことが、安定的に活動を続けるためのコツ!
請求書に期日を明記、分割請求、進行途中での進捗報告を密にするなど、こちら側でできる工夫を事前に入れておくのが安心ですよ!

後日

カトウカトウ
教えてもらった方法を試したら、無事、報酬が振り込まれてました!
今回のことで、未払いトラブルは、発生してから対応するよりも、起こらないように備えることが何よりの防御策だとよく分かりました!
にゃん八にゃん八
フリーランスにとってお金をちゃんと受け取ることは、仕事の成果を守ることと同じくらい大切。
そして、もし万が一のときも、感情的にならず、冷静に、段階を踏んで対応していくのだ!
編集長編集長
トラブルを防ぎながら、しっかり報酬を受け取る。
そんな働き方を、今日から意識しましょう!

フリーランスは金銭面のリスクといつも隣り合わせ

会社員の時と違って、自由な働き方ができる反面、金銭面のリスクといつも隣り合わせ。

フリーランスの場合、たった一回の未払いで資金ショートする方もいらっしゃると思います。

そんなフリーランスという働き方だからこそ、未払いリスクを減らすことで、お金の不安をなくすことができます。

それでも、どうしてもお金の不安が消えない方に1つご提案します。

収入を大幅にUPさせませんか?

そりゃ収入は上げたいけど、どうやって、収入をUPさせるの?

そこで頼りになるのが「エージェント」の存在です。

あなたの強みを引き出し、高単価の優良案件をあなたに代わり獲得するのが、エージェントの仕事なのです!

エージェントの仕事

  • 案件獲得までの営業を完全代行
  • 本業だけに集中できるようにサポート
  • 案件の利益を最大化させるために交渉してくれる

エージェントと契約するということは、あなたの収入を上げる契機でもあるのです!

エージェントによって手取りが変わる!?

そんな収入UPを目指す方のために、「マージンが最大10万円」という業界最安水準の画期的なエージェントサービスがあります。

このサービスを運営している代表は、現在、14期目のIT企業「ライトコード」の経営者ですが、当時はフリーランスとして大手有名WEBサービスなどで活躍していました。

その中で、自身も不透明なマージンに苦しんだ経験がありました。

業者によってマージン率は様々で、内訳を公開していないことがほとんど。

未だに旧態依然とした状態が続く業界に一石投じるために、エンジニアへの利益還元と透明性を最優先に考えてスタートしたのが「ITANKEN(IT案件.com)」です!

エンジニアの手取りUPを実現させる5つのお約束

ITANKENのポイントはこの5つ。

①マージンが最大10万円で業界最安値水準記事
②支払いサイトは15日で業界トップクラス記事
③公平性と透明性を重視したお取引記事
④エージェントは人柄を重視記事
⑤開発責任者は元フリーランス記事

仕事内容や単価などでお困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談くださいませ!

以下ボタンより、4つの項目に答えるだけの簡単登録(無料)のみでご利用いただけます。

最後まで読んでくれた方へ

現在、お祝い金キャンペーン実施中です!

ITANKENをご利用いただいたフリーランスの皆様への感謝の気持ちとして、案件稼働1ヶ月経過後の初回報酬支払い時に、現金30,000円をプレゼント中!

申請手続きは不要で、対象の方には自動で指定口座に振り込まれます。

関連記事

請求書の作り方はこちら!

人気記事

シェアを待っておるぞ✨
目次