iDeCoは老後資金を作るための「私的年金制度」

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

記事を3行で解説

➀フリーランスは老後資金対策として、自分で積み立てるiDeCo(個人型確定拠出年金)が有効。

➁iDeCoは税制優遇や運用益非課税、強制的な積立による資産形成が魅力だが、60歳まで引き出せないなど注意点もある。

➂自分に合った運用スタイルや金額設定、国民年金の納付状況管理が重要で、他制度との併用も検討すべき。


教えて~!にゃん八先生

カトウカトウ
トランプ大統領が就任してから株価が大変ね!
将来の老後資金が心配になってきた…
にゃん八にゃん八
フリーランスは会社員とは違って、退職金がない分、老後についてはしっかり自分で対策を考える必要があるぞ!
先生先生
そんな時におすすめなのが、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です!
カトウカトウ
iDeCo聞いたことあるけど、全然分からない!
にゃん八にゃん八
iDeCoは、自分の掛金や運用方法を自由に決められる年金制度で、税金面でも大きなメリットが得られるぞ
先生先生
では今回は、iDeCoを上手に活用することで、老後の不安は軽減できる理由を解説します!
目次

iDeCoとは?

公的年金(国民年金や厚生年金)は、一定の年齢になると「毎月もらえる年金」のことです。

そこで不安なのは、老後を公的年金だけで生活費をまかなうことができるかどうか?

そこで、iDeCo(個人型確定拠出年金)が注目されています。

iDeCoは、自分で掛金を拠出し、自分で運用しながら老後資金を作るための「私的年金制度」

要は、将来に向けて自分でコツコツ積み立てる仕組みです。

原則として20歳以上65歳未満のほとんどの方が加入できるので、選択肢の1つとして検討しましょう!

iDeCoの特徴

  • 加入は「任意」
  • 掛金の拠出・運用・受け取りまで全て「自分」で行う。
  • 拠出した掛金を、定期預金や投資信託などの「金融商品で運用」する。
  • 積み立てた資産は、原則60歳以降に「年金」または「一時金」として受け取る。
  • 保証はないため、運用成績によって将来受け取る金額は「変動」する。

では、まずはiDeCoのメリットから見ていきましょう!

iDeCoがもたらすフリーランスにとってのメリット

iDeCoがフリーランスの方にもたらすメリットを3つご紹介します。

  • ➀税金が大幅に軽減される
  • ➁運用益も非課税
  • ➂複利のメリット
  • ④「引き出せない」からこそのメリット

➀税金が大幅に軽減される

iDeCoの最大の魅力は、やっぱり税制優遇です!

掛金が全額「所得控除」になるため、所得税・住民税が減少します。

自分で年金を準備しながら、同時に税金も軽くなるなんて、まさに一石二鳥!

年末調整の際に税額が減るので、手取り額が増えることにも繋がります。

所得控除がよく分かってない方はコチラ

運用益も非課税

通常の投資で得た利益には20%の税金がかかりますが、iDeCoなら運用益はなんと非課税!

運用益が増えても税金を心配することなく、コツコツ積み立てができます。

長期間積み立てていくことで、この非課税の効果がどんどん大きくなるので、時間が経つほど得られるメリットが増していきます。

➂複利のメリット

アインシュタインは言いました。

複利は人類最大の発明である

例えば、30歳から月5,000円を積み立てた場合と、40歳から始めた場合では、60歳時点で約140万円の差が生まれます!(年利3%の場合)

早めにスタートすればするほど、時間の積み重ねで大きな差が生まれるのが複利。

「早く」「長く」続けることが大切です!

「引き出せない」からこそのメリット

iDeCoの大きな特徴のひとつは、60歳まで引き出せないという点です。

このルールが逆に、フリーランスの収入が変動しがちな中で、老後に向けて確実にお金を積み立てられる仕組みになっていきます。

特にフリーランスのように収入が不安定な場合、このような制度があると「ついつい使ってしまう」リスクを避け、計画的に資産を積み立てることができるので、非常に心強い制度です。

カトウカトウ
引き出せないんだ!
ついつい貯金も使ってしまう私でも大丈夫そう
にゃん八にゃん八
そうだ、iDeCoはそういう性格の人でも続けられる強みがあるぞ
先生先生
60歳まで引き出せない強みがある反面、60歳以降に受け取るときには「税金」がかかることも忘れてはいけません
にゃん八にゃん八
受け取り方には「年金形式」と「一時金形式」の2パターンがあって、それぞれ課税のルールも違うぞ!
・年金形式で受け取る場合 → 雑所得で公的年金等控除が適用される
・一時金形式で受け取る場合 → 退職所得で退職所得控除が適用される
先生先生
年金方式は、「他の所得と合算、毎年課税」されます。
一時金形式は「控除後の1/2が課税対象、分離課税」となります。
カトウカトウ
え…受け取るにも税金がかかるんだ!
どっちでもらうのが良いの?
にゃん八にゃん八
後者の方が税負担が軽くなるケースが多いと言われてるな。
だが、自身の退職金や他の年金受給状況も踏まえて選択することが大切だ!
先生先生
特に投資信託を選んだ場合、運用成績によっては「元本割れのリスク」もあるのは忘れちゃダメよ

iDeCoを始めるには?

iDeCoを始めるためにまずやるべきことは、「運営管理機関」を選ぶことです。

運営管理機関とは、iDeCo(個人型確定拠出年金)において、加入者が資産運用を行う際にサポートやサービスを提供する金融機関のことです。

運営管理機関は、以下で選ぶのがオススメ。

  • 手数料が安い
  • サポートがしっかりしてるところ

特に手数料は、ちょっとした差でも長期間で見ると大きく違います!

ネット証券だと、比較的手数料が安いところが多いので、チェックしてみましょう!

自分にぴったりの運用商品を選ぼう

iDeCoでは、自分にぴったりな運用スタイルを選べるのも大きな魅力。

「元本確保型」と「投資信託型」の2つがあります。

それぞれを選ぶときのポイントを詳しく見ていきましょう!

元本確保型

こんな人にオススメ

  • とにかく元本割れはイヤ!絶対に損したくない
  • 5年以内にiDeCo以外でも大きなお金が必要になる予定がある
  • 貯金感覚で着実に積み立てていきたい

元本確保型の商品(定期預金型など)は、増え方はゆっくりだけど、資産を守ることを重視したい人に向いています。

堅実にお金を増やしたい方は、まずはここからスタートしましょう!

投資信託型

こんな人にオススメ

  • 少しリスクを取ってでも資産を大きく育てたい
  • 長期間(10年以上)積み立てる予定がある
  • インフレ(物価上昇)にも負けない資産を作りたい

投資信託型は、株式や債券などに分散投資するタイプ。

リスクはあるけど、運用期間が長いほど時間分散の効果でリスクを抑えやすくなります。

若いうちは、多少上下があっても成長を狙う方が老後資金づくりにはプラスに働くことも!

先生先生
「リスクが怖いから元本確保型だけ!」「どうせなら全部投資信託型!」 と、どちらか一方に決めてしまう必要はありません。
両方を組み合わせるという方法もあります!
カトウカトウ
たとえば、「積立額の50%は元本確保型」「残りの50%は投資信託型」とかもできるってこと?
にゃん八にゃん八
全然問題ない!
自分の好きな配分で、リスクとリターンを調整できるのも魅力の1つだ
先生先生
自分の性格やライフプランに合わせて、バランスを考えてみてくださいね!

知っておきたい!iDeCo加入後の注意点

掛金に上限がある

フリーランス(国民年金第1号被保険者)の場合、iDeCoの掛金の上限は月額68,000円です。

iDeCoの掛金は、いきなり上限まで積み立てる必要はないので、収入の5〜10%程度を目安に、無理なく続けられる金額を設定しましょう。

月々5,000円から始めて、途中から20,000円に変更するなど、自分のペースで少しずつ増額していくことも可能!

収入に合わせて、ムリせずコツコツ続けられるのがiDeCoの魅力。

住所変更や職業変更の手続き

引っ越しや転職をしたのに住所変更や職業変更の手続きを忘れてしまうケースが意外と多いです。

登録情報にズレがあると、重要な通知が届かなかったり、思わぬトラブルの原因になったりするので、変わったことがあれば早めに手続きしましょう!

掛金の金額を変更

掛金の金額を変更したいと思っても、iDeCoはすぐに変更できるわけではありません。

年に1回だけしか変更できないタイミングが決まっているため、あらかじめ余裕を持って計画しないといけません。

フリーランスの場合、急にお金が支払えなくなったということもあるかもしれません。

未納が続くと、iDeCoを継続できなくなるケースもあるので、無理なく支払える金額を設定することが大事!

iDeCoの継続資格を失うリスク

にゃん八にゃん八
大きい注意点がもう1つ!
iDeCoの加入資格は「国民年金保険料を納付していること」が前提だぞ
先生先生
だから、国民年金保険料の未納状態が続くと、iDeCoの継続資格を失うリスクもあります
カトウカトウ
国民年金も絡んでくる制度なんだ!
先生先生
でも、一時的な遅れや未納があっても、納付状況が回復すればiDeCoの利用自体は継続可能です
カトウカトウ
良かった!
支払い忘れに注意しなきゃ!
にゃん八にゃん八
フリーランスの場合は特に収入に波がある分、納付管理はとても重要だぞ。
あと、iDeCoの掛け金の設定も高すぎることのないようにするんだ
先生先生
このように、リスクはあるにせよ、iDeCoは老後の不安軽減に魅力的といえるわね!
カトウカトウ
iDeCoはすべての日本国民がやるべき制度だと思いました!
にゃん八にゃん八
iDeCoはとても優れた制度だが、実は、そうとも限らないぞ
先生先生
・60歳までに資金が必要になる可能性が高い人
・そもそも国民年金の支払いが遅れがちな人
・投資経験がまったくい人
・運用リスクを取るのが不安な人
こうした方は、iDeCoだけに頼るよりも、新NISA」や「国民年金基金など、他の方法も組み合わせて資産形成を考えたほうが安心かもしれません
カトウカトウ
なるほど💡
自分の性格やライフプランに合った方法を選ぶことが大切なんですね
先生先生
そうそう!
毎日不安でドキドキしながらやるものではありません。
あなたが安心して託せるものを選ぶことで、無理なく自分の未来を守れるはずです!

フリーランスは金銭面のリスクといつも隣り合わせ

会社員の時と違って、自由な働き方ができる反面、金銭面のリスクといつも隣り合わせ。

そんな世の中だからこそ、できるだけ早く「iDeCo」を活用しましょう!

それでも、どうしてもお金の不安が消えない方に1つご提案します。

収入をUPさせて、将来の不安を少しでもなくしませんか?

そりゃ収入は上げたいけど、どうやって、収入をUPさせるの?

そこで頼りになるのが「エージェント」の存在です。

あなたの強みを引き出し、高単価の優良案件をあなたに代わり獲得するのが、エージェントの仕事です。

エージェントの仕事

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  • 本業だけに集中できるようにサポート
  • 案件の利益を最大化させるために交渉してくれる

エージェントと契約するということは、あなたの収入を上げる契機でもあるのです!

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そのフリーランス生活の中で、自身も不透明なマージンに苦しんだ経験がありました。

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①マージンが最大10万円で業界最安値水準記事
②支払いサイトは15日で業界トップクラス記事
③公平性と透明性を重視したお取引記事
④エージェントは人柄を重視記事
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