損害賠償保険のメリットを解説!フリーランスは損害賠償保険に入るべきか?

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

記事を3行で解説

➀フリーランスは意外とトラブルに巻き込まれやすく、高額な損害賠償請求を受けるリスクがある。

➁損害賠償保険に加入すれば、万が一の負担を軽減し、仕事の継続や信頼性向上につながる。

➂月額無料〜数百円の手頃な保険もあり、リスク回避のために加入を検討する価値がある。


教えて~!にゃん八先生

カトウカトウ
もしもの時のために、損害賠償保険に加入しておこうっかな…?
にゃん八にゃん八
予期せぬ形で多額の賠償責任を負うのは誰でも怖いからな
カトウカトウ
でも、保険料を負担してまで加入する必要はあるのかな…?
にゃん八にゃん八
カトウのような感じで、答えを出せないままのフリーランスは多いだろうな!
あとは、「損害賠償保険なんてあったんだ」っていう人も実際は多いかもな
先生先生
結論から言うと、フリーランスの損害賠償保険への加入は必須ではありませんが、「加入しておいた方が安心」なのは間違いありません!
にゃん八にゃん八
では今回は、フリーランスが損害賠償保険に加入した方がいい理由と、加入するメリットについて具体的に解説していこう!
目次

フリーランスが損害賠償保険に加入した方がいい理由

フリーランスが損害賠償保険に加入した方がいい理由として、具体的に3つのリスクがあげられます。

逆に、これらのリスクを排除できるなら、損害賠償保険に加入する必要はないといえるでしょう!

➀意外とトラブルが多い
➁賠償請求額の負担が大きい
➂無限の賠償責任を負う可能性がある

➀意外とトラブルが多い

日本労働組合総連合会の調査「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2011」によると、39.7%のフリーランスが直近の1年で仕事における何らかのトラブルを経験していることがわかりました。

つまり、5人のうち2人のフリーランスが、何らかのトラブルを経験しているということ…

フリーランスのトラブルが、「対岸の火事」ではないことがよくわかる調査結果です。

例)フリーランスエンジニアの場合

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フリーランスエンジニアの場合だと、例えば、このような事例があります。

システム開発を請け負ったが、プログラムのバグにより顧客のサイトがダウンし、売上損失が発生。

その後、クライアントから損害賠償請求を受けたとのこと…!

➁賠償請求額の負担が大きい

フリーランスの仕事では、納品の遅れやちょっとしたミスが原因でトラブルになることもあります。

こうした場合、クライアントとの話し合いで お互い納得できる形で解決できることがほとんどです。

しかし、「情報漏洩」や「著作権侵害」「景品表示法違反」などの重大なミスをしてしまうと、 高額な賠償を求められる可能性も…

莫大な額を請求の可能性も

特に個人情報の漏洩は、大きなリスクを伴います。

たとえば、1件あたり数千円~数万円の損害が発生するケースもあり、 数千件規模になれば数千万円の賠償責任を負うことになってしまいます。

損害賠償保険に入っていれば、こうした予期せぬ高額な損害に備えられ、経済的な負担を大幅に軽減できます。

➂無限の賠償責任を負う可能性がある

先生先生
多くの場合、業務委託契約書で損害賠償に上限を設けられますが、フリーランス側に重大な過失が認められた場合、契約書における上限が無効になる可能性があります!
カトウカトウ
つまり、フリーランスが無限に責任を負うケースもありえるということね…!
怖い😱
先生先生
会社を設立している場合、 資本金の範囲内でしか責任を負わなくて済みます。
これは「有限責任」と呼ばれる仕組みで、もしもトラブルになっても個人の財産には影響が出にくいんです!
にゃん八にゃん八
でも、 フリーランスは違うのだ!
契約書に「損害賠償は○○円まで」と上限を決めていても、重大なミスがあった場合は無効になることもあるかもしれん…
カトウカトウ
えっ!?
つまり、想定していた以上の金額を請求される可能性もゼロではないということか…!😱
先生先生
「もしもの時、払えない金額を請求されたらどうしよう」と不安に感じるなら、保険でリスクを減らしておくと安心です!

フリーランスは「無限責任」

フリーランスが損害賠償保険に入るメリット

フリーランスの経済的リスクの大きさが分かりました!

では、フリーランスにとって、損害賠償保険に入るとどんな良いことがあるのでしょうか?

3つのメリットをご紹介します!

➀もしものときの負担を減らせる
➁仕事が続けられなくなるリスクを減らせる
➂信頼につながる

もしものときの負担を減らせる

一番のメリットは、 万が一のときにかかる費用を軽くできること。

トラブルが起きて損害賠償を請求された場合、保険に入っていれば一部または全額をカバーできます。

「何百万、何千万なんて払えない!」という最悪のケースを防ぐためにも、保険があると安心ですね。

仕事が続けられなくなるリスクを減らせる

大きなトラブルで高額な賠償を請求された場合、貯金だけでは足りず、事業を続けられなくなることも…!

特に外注先やアルバイトを雇っている場合は、支払いが滞ると仕事が回らなくなることもあります。

損害賠償保険に入っていれば、もしもの時も事業をストップせずに続けられるので、フリーランスとして安定して働きやすくなりますよ!

➂信頼につながる

先生先生
「この人と仕事して大丈夫かな…?」とまずクライアントは考えます。
にゃん八にゃん八
こちら側だけでなく、クライアント側も一緒に仕事をするリスクがないかを考えているということだな
カトウカトウ
なるほど!
そんなとき「損害賠償保険に加入しています」と伝えられれば、相手も安心するということね!
先生先生
そうね!
「トラブルがあっても誠実に対応します」という姿勢を見せられるのは大きいと思うわ!
にゃん八にゃん八
もし自分がクライアントの立場だったら「安心」に感じるだろう?

損害賠償保険はクライアント側の信頼を得られる!

フリーランス向け損害賠償保険の保険料はどのくらい?

損害賠償保険がもしもの時に役に立つのは分かるけれど、「保険料が高そう」ですよね。

でも実は、フリーランス向けの損害賠償保険は意外と手頃な価格で加入できるんです。

ここでは、フリーランスが利用しやすい2つの保険を紹介します!

フリーランス協会:月額833円

フリーランス協会は、フリーランスや副業をしている人をサポートする団体です。

有料会員(年会費1万円)になると、 自動的に損害賠償保険がついてくるのが特徴。

月々に換算すると833円でさまざまなリスクに備えられるので、手軽に加入できる保険を探している人にピッタリです。

FREENANCE byGMO:無料~

FREENANCE by GMOは、フリーランス向けの金融支援サービス。

このサービスに登録するだけで、最大5,000万円まで補償してくれる「FREENANCEあんしん補償 Basic」に無料で入れます。

さらに、有料プランでは情報漏洩や業務ミスによる賠償までカバーできるので、仕事の内容に合わせて選ぶといいですね。

なるべくコストを抑えたい、まずは無料で試してみたいという人にオススメです!

にゃん八にゃん八
数百万円から、時には数千万円にまで及ぶ可能性がある損害賠償責任。
フリーランスにとっては死活問題どころか、人生を左右する大きな不安要素になるといえるな
先生先生
損害賠償保険の月額保険料は「無料~数百円程度」と低額。
実は、それほど負担にならないのが実情です!
カトウカトウ
小さな出費で大きな安心を買えるなら、ぜひ加入を検討したいところね!
先生先生
たとえ自分のミスでなくても、第三者のミスなどにより自分の事業が損害を負ったり、そのせいで顧客にまで損害を与えてしまったりすることは十分に起こり得ます。
だから、事業の将来のための保険と言えるわね!
にゃん八にゃん八
事故やトラブルに怯えながら日々を過ごすくらいなら、多少のコストを支払って、もしもの備えておきたいな!

フリーランス向けの損害賠償保険は意外と手頃

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