インボイス制度の登録申請の方法は?適格請求書発行事業者になろう

記事監修
(株)ライトコード代表取締役 金城直樹
元フリーランスエンジニア。「自分で作ったものを自分で触れないのは物足りない」と考え、BtoC向けのWebアプリ・モバイルアプリ開発を専門とした(株)ライトコードを2011年に創業。
「好きを仕事にするエンジニア集団」を掲げ、現在、50人以上のエンジニアを束ねる。会社経営の傍ら、今だに第一線で活躍するエンジニアでもある。開発のことなら何でもござれな「何でも屋」。趣味は釣り。

この記事を3行で解説

①インボイス登録すると「適格請求書を発行できる事業者である」と国から認められる
②e-Taxを利用すれば自宅でもインボイス登録できる
③請求書のフォーマットの見直しは必須


勇者勇者
編集長ー!
インボイス記事インボイスの登録申請方法が書いてなかったんだけど、どうやるんだ?
編集長編集長
スライム師匠に登録申請方法は教わらなかった?
勇者勇者
オレはまだ登録してないんだけど、昔、スライムのじっちゃんがなんか言ってた気はする…
編集長編集長
なら、勇者くんの良い勉強になりそうね!
勇者くん、インボイスの登録方法の深堀りよろしく!🫵ビシッ
目次

インボイス登録申請手続きの流れ

インボイスってなんだ?」という方は、まずはこちらの記事をチェック!

インボイスとは「適格請求書」を指します。

インボイス発行業事業者(適格請求書発行事業者)は、適格請求書を発行できる事業者であるということを国から認められた事業者を指します。

意外にも、インボイス登録の手続きは意外とシンプルで簡単

インボイス登録の順を追って説明します!

登録申請書を準備する

まずは、「適格請求書発行事業者の登録申請書(国内事業者用)」という書類が必要になります。

記入する項目は、以下だけ。

・屋号がある場合は事業者名と住所
・事業内容
・税務署から交付されている事業者番号
・登録希望日
・事業者区分(課税事業者か、免税事業者か)

手続きに関しては、以下の2つから選択できます。

➀税務署で行う
➁オンラインで行う

➀税務署に出かけて行う

まずは、納税地を所轄する税務署長に登録申請を行う必要があります。

そのため、所轄の税務署を調べてから、税務署に向かいましょう!

適格請求書発行事業者の登録申請書」は窓口でもらうことができます。

「適格請求書発行事業者の登録申請書」は国税庁の公式サイトからもダウンロードすることできるので、ダウンロードしたものを使用してもOKです。

記入が終わったら、窓口でそのまま提出するか郵送で完了です!

郵送控えが必要な場合はコピーを同封して、ポストに投函しましょう!
税務署窓口直接確認したい方は窓口での提出が安心です。担当者に質問もできまるのも◎

➁オンラインで行う

自宅に居ながらオンラインで行いたい方は、「e-Tax」を利用する方法があります!

国税庁ウェブサイトの「 インボイス制度特設サイト」の「申請手続」から「e-Taxソフト(Web版)個人の方」を選択し、利用者識別番号とパスワードでログインします。

利用者識別番号をお持ちでない方は、マイナンバーカードを読み取ってe-Taxにログインします。スマートフォンの場合、「マイナポータル」のインストールが必要です。

トップ画面から「申請・納付手続を行う」を選択し、「適格請求書発行事業者の登録申請書(国内事業者用)」を選びます。

表示される質問事項に答えるだけで、登録申請書が自動で作成されます。

あとは送信すれば完了。

なんということでしょう、家にいながら手続きすることができました!

税理士をお願いしている方は、代理送信も可能です。税理士にお願いすれば、手続き完了です!

編集長編集長
本当に簡単ね!
もっと複雑な申請手続きが必要かと思ったわ
勇者勇者
提出が完了したら、あとは「登録完了のお知らせ」を待つだけだ!
申請が承認されると、適格請求書発行事業者の「登録番号」が発行されるんだ
編集長編集長
登録完了するまでどのくらい待つの?
勇者勇者
通常、登録完了までに1〜2か月かかるらしい!
なんで、早めに申請することがオススメだ!
編集長編集長
余裕を持って進めないといけないわね

インボイス登録が完了したら気をつけたいこと

申請手続きが完了したら、あとは「登録完了のお知らせ」を待ちましょう!

申請が承認されると、適格請求書発行事業者の「登録番号」が発行されます。

登録番号とは「T+13桁の固有番号」です。

(例)T0123456789012

この番号をGETしたら、これで終わりではなく、そこからが本番!

インボイス登録が完了したら気をつけないといけないことがいくつかあります。

➀帳簿の作成と保存

インボイスに登録したら、取引ごとの消費税をしっかりと記録しないといけません。

免税事業者の時とは、記帳の仕方も変わってきますので注意が必要です。

さらに、その記録や適格請求書の控えは 7年間 保管しなければなりません。

もしこれを怠ると、ペナルティが課されるので注意してくださいね。

➁請求書のフォーマットの見直し

適格請求書には、以下の項目を必ず含める必要があるため、今まで使っていた請求書のフォーマットも見直しましょう!

(1)適格請求書発行事業者の氏名または名称、登録番号
(2)取引年月日
(3)取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
(4)税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜または税込)および適用税率
(5)税率ごとに区分した消費税額等
(6)書類の交付を受ける事業者の氏名または名称

上記が含まれていないと「適格請求書と認められない」ため、注意が必要です!

➂取引先への登録番号共有

インボイス登録が完了したら、自分の「登録番号」を取引先に伝えましょう!

また、この番号を請求書に記載し忘れてしまうと、取引先が仕入税額控除を受けられなくなってしまうので注意が必要です!

仕入税額控除について、分からない方はこちらの記事をご確認ください。

④登録番号の確認

経費のため支出する際も、相手が適格請求書発行事業者かどうかは常に確認しなければいけません。

また、請求書と領収書にTから始まる登録番号が入ってるか確認しましょう!

相手が適格請求書発行事業者ではなかった場合は、あなたが仕入税額控除を受けられなくなってしまいます。

編集長編集長
勇者くん、ありがとう!
勇者勇者
インボイス登録すると今までより仕事はだいぶ増えるんだな
取引先へのインボイス登録の有無確認、消費税の記帳の仕方も覚えないと…
編集長編集長
偉い、その通り!
インボイス登録すると業務量が一気に増えてしまうという問題点はよく言われているわね
勇者勇者
そうだよな…
オレは税理士を雇うお金がないから、免税事業者の処理だけでも十分大変!
これ以上増えたら、もう魔王討伐に行いけねえ!
編集長編集長
魔王討伐に行かないのは仕事に関係なく、いつものことね(笑)

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